IRC伊勢線 IRC,Ise Line
伊勢鉄道株式会社
河原田駅(三重県四日市市)→津駅(三重県津市)
1973年に全線開通した高規格路線で、名古屋方面と津・松阪・伊勢市・紀勢線方面を短絡する使い勝手の良い路線になるはずでした。開業した当時は旧国鉄線でしたが、開業当時から第3セクター移管時までは準備工事はされていたものの全線が単線で本数を増やすことができず、せっかくの高規格路線も宝の持ち腐れ状態でした。
宝の持ち腐れが災いし列車本数を増やすことができず、なので利用者は増えるわけもなく、国鉄再建法なる法律を杓子定規に当てはめると輸送密度がバス転換が相当という判断となってしまい、筋書き通り1987年に現在の伊勢鉄道へ経営が移管されて今日に至っています。
会社としての伊勢鉄道さんは頑張って運賃収入等で実績をあげ、現在ではこの手の第3セクター鉄道会社では数少ない黒字経営をされています。それもこれも小さいがための賢明な経営努力の賜物であり、いかに当時の国鉄が努力をしないで1日10往復程度(特急含む)しか列車を設定しなかったかがよくわかります。現在の伊勢鉄道線は特急南紀と快速みえの通過利用客が落とす1乗車510円の普通運賃が生命線ではありますが、ローカル輸送面では新型車両導入や1時間にほぼ1本の運転本数を維持するなどしていて、一定の利用者数を確保しているようです。
なお、冒頭の画像は伊勢鉄道線のローカル列車内の案内広告に出ていた絵画です。左の男性のTシャツが伊勢鉄道さんの社章なのは芸が細かい。IRCって「Ise Railway Company」の略なのかなぁ。
宝の持ち腐れが災いし列車本数を増やすことができず、なので利用者は増えるわけもなく、国鉄再建法なる法律を杓子定規に当てはめると輸送密度がバス転換が相当という判断となってしまい、筋書き通り1987年に現在の伊勢鉄道へ経営が移管されて今日に至っています。
会社としての伊勢鉄道さんは頑張って運賃収入等で実績をあげ、現在ではこの手の第3セクター鉄道会社では数少ない黒字経営をされています。それもこれも小さいがための賢明な経営努力の賜物であり、いかに当時の国鉄が努力をしないで1日10往復程度(特急含む)しか列車を設定しなかったかがよくわかります。現在の伊勢鉄道線は特急南紀と快速みえの通過利用客が落とす1乗車510円の普通運賃が生命線ではありますが、ローカル輸送面では新型車両導入や1時間にほぼ1本の運転本数を維持するなどしていて、一定の利用者数を確保しているようです。
なお、冒頭の画像は伊勢鉄道線のローカル列車内の案内広告に出ていた絵画です。左の男性のTシャツが伊勢鉄道さんの社章なのは芸が細かい。IRCって「Ise Railway Company」の略なのかなぁ。