MikiLine
三木線 Miki Line
三木鉄道株式会社
厄神駅(兵庫県加古川市)→三木駅(宮城県名取市)

 旧国鉄から第3セクター方式の民鉄へ転換された路線です。転換当初は樽見鉄道に導入されたようなレールバスが活躍していましたが、1998年から2002年にかけて北海道ちほく高原鉄道に導入されたようなタイプのミキ300型が3両導入され、レールバスを一掃。ところが今度は利用率が低下し路線そのものの存続が難しくなり、2008年3月31日で路線が廃止されてしまいました。

 旧国鉄時代は加古川線へ乗り入れて、実質的な始発を加古川駅としていた三木線はそれなりの存在価値を発揮していましたが、第3セクター化されたことにより加古川線との線路が分断されてしまったことから直通運転はできなくなり、急速に存在が疑問視され始めます。

 線内には行き違い設備は無く、1本の列車が線内で運行されていると他の列車が進入できない1閉塞。厄神駅も三木線は1面1線分の設備しかありません。三木駅は1面2線となっていて線内運行を終えた列車が一方のホームに進入するとすぐにもう一方のホームに在線している列車が出発できます。と言ってもこの運用を行っているのは平日の2回のみだけのようですが…それに対応すべく、予備車を含め三木鉄道は3両の気動車を保有していました。

 なお、当路線廃止後に開業した代替バスはICカードnicopaが使え、相互利用可能なICOCAも使えるという、JR加古川線が聞いたら羨む高待遇。 

■各駅リスト
駅名距離程営業キロのりかえ
厄神0k000m0.0kmJR加古川線
国包0k970m1.0km
宗佐1k500m1.5km
下石野2k050m2.0km
石野2k620m2.6km
西這田4.3km
別所5k320m5.3km
高木6.0km
三木6k660m 6.6km