東日本旅客鉄道株式会社 盛岡支社
有戸駅■青森県上北郡野辺地町字小沢平
大湊駅管理の無人駅
新旧の待合室が並んでいた駅です。奥側が旧待合室、手前側が新待合室です。2019年夏ころまでに奥側の旧待合室は撤去されているようです。
旧待合室はプラットホームに、新待合室は土台の上に設置されていて、旧待合室は近々撤去されてしまうのでしょう(前述の通り2019年夏前に撤去されています)。強風が吹く当地にあってこのような待合室はとてもありがたい存在です。
この新待合室にはこのように平成31(2019)年1月竣工の建物財産標が貼付されていますが、訪問日が同年1月2日だったことから、ひょっとしてフライングで開業させちゃったのかな?
※1月1日と今日(1月2日)に工事をしているとは思いにくい・・・
駅の周囲は当駅付近から吹越駅寄りに広がる小集落と言った感じで数件の民家があります。商店は駅から少しはなれた場所にあるように見受けられました。下北交通バスの有戸バス停もその付近にあるようです。なお、駅前にあるガソリンスタンドは廃業のようです。
さて、旧待合室ですが、出入り口は板が打ち付けてあり、訪問をした2019年1月2日の段階で既に出入りは出来ませんでした。
中を覗くとすっかりと撤去されていて、用途終了を印象付けるに十分な状態となっていました。
このような建物が並んでいる様子が見られるのも僅かな間だけだったようです。
新待合室の中はこんな感じ。
時刻表と運賃表です。
強風が吹き荒れると列車運行が出来なくなることがあるので、その場合の代行バス運転に関しての案内が掲示されています。代行バスは駅前ではなく、廃ガソリンスタンド付近に発着するんだそうです。
当駅は1921年開業の割りに新しいようなホーム。。。wikipedia日本語版によれば1972年に貨物の取り扱いが廃止されているとあります。その際に行き違いや貨物の荷役用設備をごっそりと撤去し、代替として直線の線路にホームが設けられたのかなと推測します。新待合室が出来た付近にも線路があり、また駅前広場の階段付近に駅舎があったのかなと。
そう考えると、雪が無い時期に再訪したくなってきます。
ということで構内は単線上の1面1線。普通列車と「大湊線内普通→青い森鉄道線内快速」が停車します。
2020年1月、列車内から
旧待合室は痕跡すら消え失せていました。
<当駅→吹越駅間の踏切施設>隣の駅@大湊線
・(9k590m)当駅9.6km
・(10k004m)第一有戸踏切
・(10k609m)第二有戸踏切
・(未確認)(詳細不明)踏切
・(11k863m)六ケ所通踏切
・(14k060m)第2目の越踏切
・(16k381m)第2田名部街道
・(21k900m)第三田名部街道
・(22k505m)豊栄平踏切
・(22k970m)吹越駅23.0km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:北野辺地駅■6.8km
下り:吹越駅■13.4km
※訪問日:2019年1月2日