asmomae
天竜浜名湖鉄道株式会社 駅務課
アスモ前駅-38-静岡県湖西市岡崎52番3号
新所原駅管理の無人駅

 「アスモ前」という名称の駅です。当駅設置駅名標のローマ字表記は「asumomae」ではなく「asmo-mae」となっています。
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 ホーム1面の寂しそうな雰囲気な駅です。終点・新所原駅の一つ手前にあり、平均利用者数が天浜線内各駅の中で下から2番目に少ないそうです。(最下位は上野部駅)

 当駅は「アスモ前」という名称ですが、由来となっている「アスモ」は平成30年4月にデンソー株式会社と経営統合し、現在はアスモを名乗っていませんが、駅名はそのまま「アスモ」を名乗っています。これは駅名改称にかかる費用が結構掛かることによるようです。

 そんな当駅ですが、出入口が2つもあります。
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 一つ目はホームの新所原駅方にあります。駅名の由来となっているデンソー株式会社湖西事業所(旧アスモ株式会社本社)があり、そことの行き来のための出入口です。asmomae_entrance2_soto
 ホーム側から見た様子です。階段を下りるところまでは鉄道敷地のようで、その先は企業の社有地になるようなので物々しいフェンスで区切られています。

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 「ここから先は関係者以外の立入りをお断りしております」と書かれているため、取材での立ち入りは遠慮しておきます。

 訪問前、各種ウェブサイトで当駅の情報を確認すると揃って「利用客はアスモ関係者ばかり」とあったため、アスモさん以外には行けず、JR海芝浦駅のように出入口と社有地が直結しているために鉄道敷地外へは出入りできないのかと誤認していました。

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 ところが当駅には掛川方にもう一つの出入口があります。

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 階段を降りると暫く線路脇の細い通路を通ると・・・
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 そこには踏切ルック(黄×黒)は見当たらないものの、実質的には踏切と言って差し支えない設備があり線路横断が出来ます。

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 線路を横断した先には広場になっていて、非公認ながら駐車スペースが広がっています。ここへ注射してのお出掛けには非常に便利なのでしょうけど、公式な駐車場ではないので本当に駐車していいのか疑問。。。そしてその先は公道となっていて、アスモさんの敷地を通ることなく公道に出ることが可能となっています。新所原駅・大森駅いずれも徒歩でおよそ20分程度となっています。

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 当駅のメインエントランスとなっているのか、線路横断通路には公衆電話ボックスが設置されています。推奨しませんが、駅ホームの上屋ではびしょ濡れになってしまうほどの天候悪化の際は電話ボックスへ避難することもできますな。

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 構内は単線上の1面1線です。営業全列車が停車します。

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 なお、当駅にもしっかりと「停車場中心」の標柱があり、そこには掛川起点で66k800mであることと、同じ位置に66.8kmの標柱が添えられていました。


 当駅の様子をレポートした動画です。
<当駅→新所原駅間の踏切施設>
・(66k800m)当駅
66.7km
・(67k661m)二軒屋踏切
・(67k855m)新所原駅
67.7km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
隣の駅@天竜浜名湖線(二俣線)
上り:大森駅-37-2.8km
下り:新所原駅-39-1.6km

※訪問日:2023年2月25日