atsuga
北海道旅客鉄道株式会社 鉄道事業本部苫小牧地区
厚賀駅■北海道沙流郡日高町字厚賀町
静内駅管理の無人駅
※2015年1月の高波被害により鉄道運行休止→2021年3月31日で営業終了、閉駅しました

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 パッと見、木造駅舎のような風情の建物ですが、恐らく一般的な建物に木材を貼り付けて装飾したとみられます。

 駅名の「厚賀」は1924(大正13)年にこの地に駅ができることになり「さぁ駅名を決めよう」となった際にこの地がちょうどこの時にあった「別村」と「張村」の境界付近になることから、折衷案で「厚賀(あつが)」を名乗ることになったんだそうで、、、。

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 1989(平成元)年に竣工したとされる建物資産標が貼付されています。

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 立派な広場を擁した駅になっています。駅前にはタクシー業者があり、大きな市街地を形成していたことが伺い知れます。

 日高町厚賀地区は沿岸部に日高線と国道235号が、少し内陸には日高自動車道が走っていて、2020年夏時点では日高厚賀インターまでが営業区間として利用可能になっています(新冠インターまでは絶賛工事中)。そんなことから自動車交通はとても便利な立地となっています。

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 駅の横には駐輪場があり、多くの台数が駐輪できるように整備されていますが、2015年に列車が運行休止となってしまい、代行バスの利用者はそれほど多くないのか、駐輪している自転車は1台だけ。空きスペースには何に使われているのかわからない木材が放置されています。

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 建物内の様子です。広々とした室内にはシャッターが降りたスペースがあります。これは売店(キヨスク)の跡地です。売店では当駅からの乗車券類の発売も行っていたようです。

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 割と沿岸部に近い場所にある当駅。避難場所は15分程度先の高台にある神社の敷地になっています。

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 ホームは樹木から生い茂る枝が伸び放題になっていて、ホームにまで侵食しています。このまま放置しているとホームは足の踏み場が無い状態になり、やがてその先には線路にまで迫ってしまうでしょう。

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 しかし線路の状態は良く、綺麗に除草が実施されているように感じます。
<当駅→大狩部駅間の踏切施設>
・(65k600m)当駅
65.6km
・(66k199m)厚別通り踏切
・(71k100m)大狩部駅
71.1km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
隣の駅@日高線
上り:清畠駅■4.5km
下り:大狩部駅■5.5km

※訪問日:2020年6月6日