東日本旅客鉄道株式会社 横浜支社
厚木駅■神奈川県海老名市扇町16番1号
海老名駅管理の業務委託駅(委託先:小田急電鉄株式会社)
🆋Suica(首都圏エリア)の駅
海老名市にあるのに「厚木駅」、、、地元では「偽厚木」という有り難くない別名で呼ばれたりもするそうですが、これは設置当初は相模川の対岸まで路線を延ばす予定であったものの、資金難でそれが計画倒れになり、それで当時は駅が無かった厚木の名前を付けて現在に至っているという…駅名を改めるには多額の費用が生じるので現在も海老名市にあるのに厚木駅を名乗っているんだとか。。。
当駅は小田急電鉄が駅業務を管理しています。券売機は小田急向けが2台、JR向けが1台設置されています。
JR向けの券売機はICカードの取り扱いが出来ないため、ICカード残額を用いてのJR線乗車券購入が出来ません。また乗車券の購入にのみ対応していて、定期券やSuicaの新規発行には対応していません。チャージは小田急の券売機で対応しています。JRの定期券購入は隣の海老名駅みどりの窓口で対応しています。
自動改札機は小田急が設置したものを通ります。改札係員は小田急の社員が対応していて、JRの社員は当駅には常駐していません。
当駅にはJR線と小田急線を隔てる中間改札が設置されています。現在は菊名駅(東横線⇔JR線)や鶴橋駅(近鉄線⇔JR線)のような大型の中間改札機が設置されていますが、訪問をした2013年1月当時は…
小田急様式の簡易改札機が中間改札として設置されていました。ICカードにのみ対応していたので、紙の乗車券類はノーチェックでした。厚木駅から(まで)乗車(降車)の場合もタッチは必要で、ここでタッチをしないとJR線を利用したとみなされず、ルートによってはとても高額な運賃を請求されるんだそうです。なのでICカード乗車券のタッチを促す貼り紙がそこらあちこちにしつこく掲出されていました。
このようにいくら周知してもノータッチが多かったのか、2014年2月以降は大型のゲートが付いた自動改札機に改められ、紙のきっぷも自動改札機を通過するようになりました。これ、青春18きっぷの時ってどうするんだろう。。。
ちなみにこの改札口のJR線ホームから見た図はこんな感じでした。
当駅は2007年3月までは改札口から見て線路を挟んだ向こう側にホームが設置されていました。現在は手前側の側線の上にホームを新設。中間改札からすぐに相模線の乗降が出来るようになりました。
旧来のホームはそのまま残されていて、フェンスで仕切られています。手前側の新ホームの下には旧来の側線があります。側線側にはホームはありませんでした。当駅の海老名寄りに列車が行き違いできるポイントがあり、現在も海老名駅で折り返す列車はこの設備を使っているようです。
海老名駅方から厚木駅へ進入する列車の運転席後方から撮影した当駅の様子です。側線側の線路の上にホームを強引に設置しているのがわかります。
構内は単線上の1面1線です。旧ホームの向こう側に相鉄の車両が停車していますが、これは相鉄の貨物線が海老名駅の手前から当駅まで乗り入れていることによります。相鉄線の車両受け渡しは当駅で行われていて、線路は繋がっています。
小田急線の当駅は2面2線で各駅停車と登戸駅から各駅に停車する準急電車が停車します。海老名駅へは小田急でもJRでも行くことができます。列車本数は小田急が日中10分間隔でJRは日中30分間隔、運賃は小田急が130円(IC124円)でJRが140円(IC144円)と、どちらの面でも小田急が有利だという。。。
<当駅→海老名駅間(JR相模線)の踏切施設>隣の駅@相模線
・(14k560m)当駅14.2km
・(14k819m)厚木第三踏切(相鉄線相模国分第5踏切と共用)
・(15k172m)海老名踏切(相鉄線相模国分第4踏切と共用)
・(15k333m)上郷第一踏切(相鉄線相模国分第3踏切と共用)
・(15k930m)海老名駅15.9km
<相模国分信号場→当駅間(相鉄厚木線)の踏切施設>
・(0k000m)相模国分信号場0.0km
・(0k255m)相模国分1号踏切道
・(1k470m)相模国分3号踏切道(JR線上郷第一踏切と共用)
・(1k619m)相模国分4号踏切道(JR線海老名踏切と共用)
・(1k976m)相模国分5号踏切道(JR線厚木第三踏切と共用)
・(未確認)当駅・線路終端2.2km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:社家駅■2.6km
下り:海老名駅■1.7km
※訪問日:2013年1月5日