北海道旅客鉄道株式会社 旭川支社
美深駅W54北海道中川郡美深町字開運町
宗谷北線運輸営業所管理の簡易委託駅(委託先:美深町)
2019年12月訪問時の様子です
美深町交通ターミナルとしての役割を持つ大きな駅舎です。
建物正面には自動車メーカー・SUBARU社が設置した横断幕があります。「SUBARU美深会はSUBARUを応援しています」と書かれていますが、SUBARU美深会が日産やトヨタを応援するわけも無く、、、美深町仁宇布エリアには美幸線廃線跡を活用したトロッコ列車体験ができる施設の近隣にSUBARUが設置したテストコースがあり、高速道路や市街地を模した道路の模擬コースが広大な敷地に設けられています。
そんなこともあって、偶然写っている自動車もほぼ殆どがSUBARU車なので影響力の高さがわかります。
そんな駅前には仁宇布方面行きの名士バス乗り場があります。
時刻表によると朝2本、昼3本の計5本が運行されていることがわかりますが、これとて「デマンド運行」とのことで、あらかじめ利用予約を行わないとバスはやってきません。ちなみに旧美幸線の廃止直前のダイヤは1日4往復(朝、昼、夕、夜の各1往復ずつ)であったため、そのときのダイヤとほぼ一緒。。。
そのバス停の後方には美深町ご出身で第12代北海道議会議長を勤められた西尾六七氏の銅像があります。
美深町は商業の中心地・名寄に近い立地であることから、そこそこ賑わいを見せているエリアです。日本最北のセブンイレブン美深1条店は当駅から徒歩10分程度。興味がある方はぜひ行ってみてください。
駅舎内は広々としていて、列車待ちをしていてもとても快適そう。テレビも設置されていて暇潰しにはもってこい?!
観光協会が案内所を設置していて、お土産も売られています。
案内所の横には洋風の静かなサロンスペースがあり、自由に出入が可能。椅子に座って静かに読書をしている人も居て、なかなかおしゃれ。
駅舎内にはこんなものも。。。
建物2階には美幸線資料館があり、さまざまな鉄道関連の展示物が興味をそそります。
この手の廃線路線展示スペースは当駅のほかに宗谷線音威子府駅内や根室線白糠駅の隣のバスターミナルにもあって、貴重な展示品を目の当たりにすることができます。
この地図、どこかで見たような。。。
当駅は簡易委託係員による窓口営業が行われています。2016年5月まではJRによる直営営業であったためマルス端末による指定席などの発売も自由自在でしたが、簡易委託化以後は端末が撤去され、手作業による乗車券等の販売になりました。なので近隣への自由席特急券などは味がある赤い紙によるチケットとなっていて、一部きっぷマニアを喜ばしています。
美深町の2019年まで発売していたわがまちご当地入場券は当駅の窓口で発売していました。
営業時間は8時30分から17時15分までで、これは列車ダイヤを意識した営業時間になっています。
窓口で取り扱っている乗車券類が紹介されています。
窓口は閉まっても建物内での列車待ちは可能で、6時半から9時までの営業になっているそうで、それ以外の時間帯は施錠。。。。ん?21時以降が施錠となると、21時23分に発車する名寄行き普通列車と稚内行きサロベツ3号の利用者は駅舎で列車待ちができないことになります。。。駅舎のホーム側には椅子はあるものの、降雪時は厳しそうですなぁ。
駅構内はこんな感じ。互い違いに配置されたホームが拠点駅であったことを示しているようです。
そんな当駅は単線上の2面2線。特急も停車します。
冬季の様子はこんな感じ。
当駅から徒歩10分、日本最北のセブンイレブンがあります。これといって「最北アピール」をしているわけではありませんが、せっかくですからぜひ訪問して何か買い物をしてみてはいかがでしょう。
平成13(2001)年12月訪問時の様子です
駅舎全景
立派な建物に時計塔がそびえ立つキレイな駅です。この時計塔は「日本一の赤字路線」として有名だった美幸線を偲んで建設されたものなんだそうで、この鐘はスーパー宗谷1号到着時と15時に鳴らされるんだそうです。
駅舎の中
窓口の他にこのときは券売機がありました。窓口と券売機は9時から16時半まで営業していて、札幌行きのスーパー宗谷2号(9時21分発)から同じく札幌行きのサロベツ号(16時12分発)に対応しての営業時間設定のようでしたが、窓口が簡易委託化されてからは営業時間が延びています。
現在もあるかは不明ですが、訪問した2001年には待合室内に国鉄最終日に有効だった「謝恩きっぷ」に付録でついていた路線図が掲出されていました。
※2階の展示室へ移され現在も展示されています。
※2階の展示室へ移され現在も展示されています。
構内の様子
構内は近代的な駅舎とはミスマッチな古めかしい跨線橋があります。
2番・3番ホームは1番線ホームと互い違いに設置されていて、タブレット閉塞を行っていたときの駅係員の動きに便利なような構造になっています。
ホーム
構内は単線上の2面2線となっています。
上り:南美深駅W53(閉駅)5.8km→智北駅W525.0km
下り:初野駅W553.6km→紋穂内駅W56(閉駅)6.7km→恩根内駅W5713.8km→豊清水信W5819.6km→天塩川温泉駅W5923.2km
※訪問日:2001年12月2日,2018年6月2日,2019年12月20日
JR北海道わがまちご当地入場券購入日:2018年6月2日(No.3114)
JR北海道北の大地の入場券第購入日:2020年12月19日(No.確認中)
<当駅→初野駅間の踏切施設>隣の駅@宗谷線
・(98k310m)当駅98.3km
・(未確認)(詳細不明)踏切
・(98k653m)北7丁目踏切
・(未確認)9線踏切
・(99k659m)10線踏切
・(100k212m)11線踏切
・(100k768m)12線踏切
・(101k326m)13線踏切
・(101k850m)初野駅101.9km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:南美深駅W53(閉駅)5.8km→智北駅W525.0km
下り:初野駅W553.6km→紋穂内駅W56(閉駅)6.7km→恩根内駅W5713.8km→豊清水信W5819.6km→天塩川温泉駅W5923.2km
※訪問日:2001年12月2日,2018年6月2日,2019年12月20日
JR北海道わがまちご当地入場券購入日:2018年6月2日(No.3114)
JR北海道北の大地の入場券第購入日:2020年12月19日(No.確認中)