
東日本旅客鉄道株式会社 千葉支社
千歳駅■千葉県南房総市千倉町白子524番地
館山駅管理の無人駅
🆋Suica(首都圏エリア)の駅

かつては使わなくなった貨車(ワム80000)を改造したものを待合室として使っていた駅ですが、そのワム車を意識したかのような大きさとデザインの待合室に作り変えられています。南房総の雰囲気満点のやしの木がとても印象的です。

建物財産標によれば2007(平成19)年に竣工した待合設備と言うことになっています。

駅前には広場があり、商店が営業をしています。

駅前広場を出ると国道410号線が走っています。


近くには鴨川市の大きな病院行きのバス停があります。「千歳駅前」の漢字にご注目。2424D 当駅は千葉県にある千歳駅です。そのまんまの名称の駅は北海道にもありますが、もちろん別の駅です。当駅は1927年5月20日に開業しています。あちらの千歳駅は1926年8月21日に開業していて、当駅はあちらの千歳駅よりも9ヶ月遅れての開業となっています。

こちらの千歳駅は国鉄により設置されていますが、あちらの千歳駅は北海道鉄道により設置されています。事業者が異なっているので当時の国鉄さんは北海道の千歳駅を意識することなく当駅に堂々と千歳駅を名乗らせた模様。その後、北海道鉄道が国鉄へ編入され現在に至っていますが、同じ駅名でも千葉県と北海道で離れていることもあってそれほど困らないと判断され、特段名称変更に至っていません。

といっても乗車券の表記上は「(千)千歳駅」「(内)千歳駅」と区別されています。

待合室はスケルトン構造になっていて、数名が着席できる椅子が設けられています。

自動券売機は設置されていませんが、乗車駅証明書の発行マシーンとSuica簡易改札機が設置されています。

内房線末端部にある当駅は凡そ1時間に1本の間隔で列車が設定されています。

当駅は開業時から交換設備が無い模様で、手狭な印象です。


そんな当駅は単線上の1面1線となっています。一見するとしょぼい駅ですが、これでも自動的に列車接近を知らせるアナウンスがしっかりと備わっています。
隣の駅@内房線
上り:千倉駅■2.0km
下り:南三原駅■3.6km
※訪問日:2018年10月8日
※JR北海道・千歳線の千歳駅はこちら↓