北海道旅客鉄道株式会社 函館支社
江差駅■北海道檜山郡江差町字陣屋町
直営の有人駅
※2014年5月11日で営業を終了し、閉駅しました
上ノ国駅を出た江差線は海岸線を走行して終着の当駅に到着します。
函館から約80キロ弱。JR北海道でもっとも西にある…わけではありません。最西端は隣の上ノ国駅でした。平屋建ての駅舎にはこんな看板が…
「追分流れるロマンの町」…ここでいう追分とは江差追分(無形民俗文化財)のこと。「流れるって本当かよ」と思って駅の外に出てみると…
駅舎の中心部分のスピーカーから本当に江差追分が流れてきてびっくり。看板に偽りはありませんでした。
駅の周囲は…
少々高台に位置していて、江差の中心市街地からは少々離れている様子。歩けばだいたい20分程度かかりました。
当駅は有人駅で営業時間内なら乗車券類の販売も行っていましたが、湯ノ岱駅同様、窓口営業時間帯であってもワンマン列車内での精算が基本で、改札口での清算や改札業務は行いませんでした。よって当駅から乗車の場合であっても駅係員は原則、出発の案内やきっぷの確認も行っていませんでした。
そんな当駅ですが、以前は利用者が多かったのか、こんな臨時改札口が設置されていました。
おそらく現在は使われない改札口ですが、これが次に使われるのは廃止直前の葬式鉄の皆さんが大挙していらっしゃるときかも知れません。
構内は1面1線。列車留置用の側線はなく、冬季は除雪用車両の留置があるので最終列車としてやってきた車両は当駅に夜間留置できず湯ノ岱駅へ回送されていました。夏季はその必要が無いので乗務員とともに当駅で夜間停泊していたということです。
隣の駅@江差線
上り:上ノ国駅■6.1km
下り:(終着駅)■全長79.9km
※訪問日:1994年3月20日,2013年1月3日