東日本旅客鉄道株式会社 横浜支社
藤沢駅JT08神奈川県藤沢市藤沢75番地
駅長所在の直営駅
🆋Suica(首都圏エリア)の駅
謎のゆるキャラがいる駅です。「FJSW」のタオルマフラーを広げている猫型キャラクター、詳細は分かり次第掲載します。
湘南エリアの交通の要衝となっていて、南口は1階フロアに小田急電鉄が、2階にはJR線の改札口が設けられています。江ノ島電鉄(江ノ電)はこちら側から歩道橋を進み駅前の小田急百貨店内に駅があります。また、こちら側は江ノ電バスを中心としたターミナルが構築されていて、羽田空港と大阪方面へのバスも発着しています。
こちらは北口です。北口にもバスターミナルはあり、江ノ電バスの他に神奈中バスや成田空港・川越・河口湖方面のバスも発着しています。
JR線の改札口です。旺盛な利用者数を反映して自動改札機の通路はとても多いです。なんたってJRだけでも1日平均10万9千人以上の利用者数を誇っていて、これは神奈川県内のJR線では5番目に多い数字です。といってもその10万近い利用者すべてがここの改札機を通っているわけではないのは後述します。
当駅は湘南ライナーが停車します。そのライナー券専用の券売機が設けられています。この券売機、意外と稼働率が高く、日中に数分間この券売機前で観察をしていたところ、数人が明日のライナー券を買って帰っていく姿が見られました。
改札口の改札内側頭上には「湘南に群がる魚たち」が掲示されています。
その改札内にはカレーステーションという飲食店があります。国鉄末期にその国鉄の余剰人員対策で首都圏の主要駅で多数見ることができた「カレーステーション」。中山駅・関内駅、渋谷駅などにも出店していて、当時の店員さんはJRの名札と国労バッジを身に着けてカレーを販売していたと記憶しています。
実はこのカレーステーション(以下、カレステ)はオープン当時、エスビー食品と業務提携をしていてスパイスが効いたおいしいカレーを提供していました。エスビー食品もカレステと類似の業態で「カレーの王様」を展開していて、同社は「カレステ(エキナカ・業務提携)」と「王様(マチナカ・自社展開)」にルーを供給していたのですが、2012年にエスビーが「王様」を他社へ事業譲渡し、カレステと王様へのルー提供からも撤退。現在はエスビー独特のスパイスが効いたルーから変わってしまってますが、それでもおいしいカレーであることには変わりませんので、私は好んで「カレステ」「王様」に通っています。
ちなみにその「カレステ」、現在では当駅と平塚駅でしか見ることができません(王様は西新宿、後楽園、市谷に店舗があります)。
当駅の改札口はこの他に小田急線との乗り換え改札があります。こちらは小田急電鉄が管理していて、終日にわたり小田急社員が案内業務をしています。
このような立て看板が設置されています。
JRと小田急の境界付近ギリギリの付近にはJR側の湘南新宿ライン・上野東京ラインの広告が掲載されています。
小田急管理であるためJR線の遅延証明書は発行していないと案内が掲示されています。
また、この乗り換え改札口は有人通路を設けていないので、自動精算機を使うことができない乗車券類の精算処理を受け付けていません。例えば根府川駅や御殿場線の無人駅から乗車券を購入しないで(乗車駅証明書は持っている)この改札口で精算を希望しても受け付けませんという意味なのでしょう。
そういうことであれば、青春18きっぷはここを通れないのか?という疑問が沸き、実際に青春18きっぷ持参で小田急係員に申し出てみたところ、「どちらまでいかれますか?」と尋ねられ、行き先を告げるとすぐ近くにあるJR側改札内の小田急線券売機へ誘導され、券売機の設定を調節して当駅からの小田急線乗車券を当駅までのJR線乗車券類投入をしないで発売してくれました。
Suica-PASMOの相互利用開始から10年以上が経過していますが、まだまだ浸透が足りていないことを当駅連絡改札口で再認識させてくれます。
JR側ホームの小田急線乗り換え改札へ至る階段です。出口方面へは行けないことが書かれています。
小田急線ホームにはJR線のりばから見えるようにこのような広告が出ています。当駅→新宿駅の運賃はJR線で990円(IC/現金同額)、小田急線だと597円(IC運賃)となります(2019年10月以降運賃)。
運賃面では小田急に分がありますが、所要時間で言えばJR湘南新宿ラインの方が10分程度速いです。日中の運転本数では湘南新宿ラインは1時間2本で、小田急はおよそ10分おきと小田急に分がありそうに見えますが、小田急で最速の快速急行は1時間に2本となっていて意外といい勝負になっています。JRの強みは停車駅が都心寄りで新宿だけではなく大崎・恵比寿・渋谷・池袋にも立ち寄る点でしょうかねぇ。
当駅は折り返し設備を持っています。下りでは当駅行きの設定はありませんが、上りは平日に2本(7:47宇都宮行と8:13籠原行)設定があります。また、ダイヤ乱れ時はこの折り返し線が大活躍します。
貨物線に設置されているホームは朝夕に設定されている貨物線経由の特急湘南(以前は湘南ライナー・おはようライナー新宿・ホームライナー小田原)が使用します。2番線ホームの駅名標の上り側には渋谷駅と品川駅の文字が見えます。
3,4番線ホームにはかつて東海道線で活躍した湘南電車を模した売店が設置されています。2006年からこの売店の業態がNewDaysへ変更されていることから、運行番号表示欄を模した店名表示が変更されています。
そんな当駅はJR的には2面4線ですが、貨物線ホームは日中は閉鎖されているので、実質的には1面2線といっても良いのかなと。すぐ隣には小田急線のホームがあり、利用者争奪戦が繰り広げられています。
当駅改札内に貼ってあるポスター。横浜支社マスコットキャラが描かれていてなかなか秀逸です。
2005年訪問時の様子
駅番号貼付前の駅名標です。
1980年に完成した橋上駅舎です。冒頭に掲載している2019年撮影のアングルとほぼ同一なのは偶然ですが、それにしても看板類程度しか変わっていないのには驚きます。
こちらもほぼ変わっていない北口です。
小田急線との乗り換え口へ至る階段にはこのように湘南新宿ラインへ誘導する広告が出ていました。
その乗り換え改札口の2005年当時の様子です。改札要員が入るラッチと呼ばれる躯体が置かれ、その傍らには自動改札機が左右に2通路分ずつ置いてあります。
これを撮影した2005年当時、ICカード乗車券といえば2001年にサービスを開始したSuicaしかなく、小田急ではICカード乗車券はありませんでした(パスネット全盛)。小田急からJRへの乗り換えの場合、小田急の乗車券類を先に通し、続いてSuicaをタッチさせる処理が必要ではあったものの、当時はSuicaがそれほど普及していなかったのか、自動改札機はこの台数だけで処理ができてしまったのでしょう。
1,2番線ホームにはこのような駅名標が掲げられていて、隣の駅の表示がとんでもなく離れた駅になっていて驚きます。
その1,2番線ホームに至る通路にはこのような表示がありました。
そんな当駅の構内は2005年当時も2019年と変わらず2面4線で、うち1面2線はライナー専用ホームとなっています。
<当駅→辻堂駅間の踏切施設>隣の駅@JT東海道線
・(51k090m)当駅51.1km
・(51k724m)一本松踏切
・(52k159m)学校前踏切
・(52k476m)鵠沼道踏切
・(52k486m)鵠沼第二踏切
・(53k370m)上村踏切
・(53k919m)辻堂踏切
・(54k790m)辻堂駅54.8km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:大船駅JT074.6km
下り:辻堂駅JT093.7km
※訪問日:2007年7月2日,2019年9月2日など