天竜浜名湖鉄道株式会社
二俣本町駅-17-静岡県浜松市天竜区二俣町二俣1605番地7号
天竜二俣駅管理の無人駅
お蕎麦屋さんが入居している無人駅です。パッと見、駅の自己主張が余り感じられず、全部がそば屋なのかと思いきや…
駅出入口頭上に手のひらサイズのフォントで「二 俣 本 町 駅」との表示があります。
駅前付近は住宅街が広がっています。また、天竜区の中心部にも程近いらしく、本田技研工業の創設者さんを記念して運営されている「本田宗一郎ものづくり伝承館」も当駅から徒歩15分ほどの位置にあります。
駅舎内は有人駅時代を色濃く残していて、改札ラッチや窓口跡などが残っています。
構内の様子です。旧国鉄様式の青いベンチがあり、さらに奥には列車待ち客用の待合室が設けられています。
木造施設マニアが見たら泣いて喜ぶ構造の待合室です。この待合室にも旧国鉄時代に貼付された建物財産標があります。
「静岡鉄道管理局」ですよ。文字部分は「ダイモ」と呼ばれる現在で言うところの「テプラ」のようなもので貼られています。昭和40年代ご出身の皆さんには昔懐かしい「ダイモ」はカナ文字が円盤状に並んだものを回してセットし、1文字ずつプラスチック状のテープへ刻印してシールで貼るという道具。一見すると古く、「テプラ」へ取って代わってしまった代物かと思いきや、現在も「ダイモ」はどっこい生きています。
天浜線の古い建物にはこのように建物財産標が静岡鉄道管理局名義のまま貼付されていて、いずれも「ダイモ」で数字が刻印されたものが貼付されています。
待合室の中はこんな感じです。
ホームの傍らにはこのような椅子が鎮座されています。
椅子には「天使の椅子」と名付けられています。雨でぬれていて座ることは出来ませんでした、、、
構内は単線上の1面1線です。
隣の駅@天竜浜名湖線(旧二股線)
上り:天竜二俣駅-16-0.6km
下り:西鹿島駅-18-1.7km
※訪問日:2017年4月15日