北海道旅客鉄道株式会社 鉄道事業本部苫小牧地区
浜田浦駅■北海道勇払郡むかわ町田浦
日高線運輸営業所管理の無人駅
※令和5(2023)年3月17日で営業終了、閉駅してます
勇払原野にポツンと設置されている存在感の薄い駅です。隣の浜厚真駅はわずかながらに住宅や店舗、グラウンドなどがありますが、当駅の場合は周囲には砂利の残土置き場か採石場があるぐらい。利用者が見込めるような住宅やスポットは殆ど見当たらず、次回の廃止対象はこの駅ではないかと思ってしまいます。
道路上には苫小牧までの距離が記載された標識があります。国道だと20キロですが、日高線的には苫小牧駅~当駅間は27.0km。この差はいったい?!
国道235号沿いに忽然と現れる温泉の看板。この温泉は当駅の近隣には無く(↑4km先とのこと)、図らずも当駅の目印となっています。その隣にある小屋が実は当駅の待合室ですが、これがまたかなりのビックリハウスぶりなのです。
待合室には扉がありません。春夏であれば凌げるでしょうけど、降雪期は辛いでしょうね。さらに窓ガラスの設置もありません。といってもこんな待合室でも無いよりはマシで、暴風雨雪といった悪天候時の列車待ちの際はとても心強い存在でもあります。なお、冒頭の建物の画像をよく見るとこの建物に電気の引き込みがありません。なので当駅の待合室には照明器具の取り付けも当然ありませんでした。
当駅の日没時間帯の列車は上りが6時29分と17時59分(最終)、下りが17時19分と22時00分。これらの列車を当駅から利用する際はご注意ください(ホームには電灯はあるでしょうけど)。
構内は単線上の1面1線となっていました。
2018年2月に再訪しました
雪深い2017年2月に再訪しました。
待合室の横にあったはずの広告看板類は無くなっていて、殺風景ぶりに拍車が掛かっていました。
バス停付近から列車到着時の当駅の様子を撮影したのですが、ここが駅であるアピールがとても乏しいことがよくわかります。
当駅の最寄りバス停は「田浦第一」と言います。駅のすぐ前ではなく少し苫小牧駅寄りに進んだ先にバスは停車します。
ご覧の通り、駅前付近にはなにもなく、なぜここに駅が存在し、現存しているのだろうと不思議な気持ちにさせてくれます。
ホーム側から見た外の風景ですが、駅設備以外見当たりません。。。
駅舎の中の様子です。薄暗いのは窓が小さいからなのでしょう。
向きを変えて。。。一応椅子はありますが、バランスを失うと破損の恐れがありそうで怖い。。。
出入口には扉はありません。
発車時刻表と普通運賃表が掲げられています。
これがその建物の全容です。よく見るとこの待合室には電気系統の引込み線がありません。前述の通りこの建物には電気設備が無いので照明器具もありません。
待合室内にはありませんが、ホーム上には照明があります。
これだけ利用者が居なさそうな駅でも、列車は時間通りにやってきます。構内は単線上の1面1線。一部の普通列車に当駅を通過する列車があるので注意が必要です。
<当駅→鵡川駅間の踏切施設>隣の駅@日高線
・(27k000m)当駅27.0km
・(27k554m)田浦通り踏切
・(28k112m)第3入鹿別踏切
・(28k470m)第4入鹿別踏切
・(29k227m)第5入鹿別踏切
・(29k782m)第6入鹿別踏切
・(29k787m)末広福住1線道路踏切
・(30k510m)鵡川駅30.5km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます