
北海道旅客鉄道株式会社 鉄道事業本部岩見沢地区
東鹿越駅T35北海道空知郡南富良野町字東鹿越
富良野駅管理の無人駅
※令和6(2024)年3月31日で営業終了、閉駅しました

人造のかなやま湖のほとりにあった駅です。元々は貨物列車の入れ替えを行うために信号場として1941(昭和16)年に開設されています。5年後の1946年に駅へ昇格し、令和6年4月に閉駅を迎えました。

駅前の様子です。樹木の先は「かなやま湖」が広がっています。

滝川寄りに若干あった集落も現在は離れてしまい、人口希薄地帯といった感があります。といっても当駅の周囲には工場が広がっていて、ここで採掘される石灰石を搬出して貨車へ積載させることが当駅の最大のミッションだったりしていましたが、それも1997年に終了しています。このことにより運転扱いを行う駅係員が不要となって無人駅となっています。

駅舎の中は広い待合室になっています。1997年まで営業をしていた窓口は板に覆われています。

列車本数はこの通り。新得方面の下りは5本、富良野方面の上りは6本の列車が停車します。運賃表にトマム駅までの金額が掲載されています。上落合が駅ではなく信号場なので、上落合信号場~新得駅間の往復分も金額計上しているからなんでしょうね。ちなみにトマム駅~幾寅駅間の占冠町営バス運賃は450円。当駅~幾寅駅間の運賃210円を加味しても660円とだいぶ割安ですな。

駅前には南富良野町営バスが停留場を設置しています。落合駅付近や南富良野町の役場がある幾寅エリアへのアクセスに使うことができます。

待合室内には駅前のかなやま湖で釣り上げられたと思われる魚の「魚拓」が掲げられていました。

「催し物ご案内」の掲示板がありましたが、無人駅なので運用はされていません。かつては沿線近隣で行われる催事が所狭しと記載され、当駅利用者の役に立っていたのかも知れません。訪問日(2016年8月13日)だと…
催し名:プロ野球イースタンリーグ日本ハム対ヤクルトこんな感じで使われていたのかな?
予定期日:8月13日(土)
開催場所:富良野市民球場
最寄駅:山部
備考:12:30開始

駅舎のホーム側の様子です。1番線側線路と駅舎側の間に空間が広がっていますが、これはかつて当駅が貨物の取り扱いがあったことの名残りです。

その隣には使われていない(と思われる)倉庫が置かれていました。

建物財産標によると「S23」の文字が…当駅の開業が1946(昭和21)年なので、ほぼ開業当初から存在していた建物ということになります。

ホームは1面ですが、1番線・2番線ともに前方部分は削られていて、ホームの中間から手前側に先頭部が停車するような構造になっています。

そのホーム上には当駅設置由来といっていい石灰石の塊が鎮座しています。貨物列車が運行していた際は当駅発中斜里行きが設定されていたんだとかで。

ホーム上には名所案内の看板が設置されていて、かなやま湖関連の案内が書かれています。

そしてその案内図が…殆ど消えかかっています。よく見るとかつて幾寅駅で使われていた駅名標をリサイクルしていることがよくわかります。


そんな構内は単線上の1面2線。いくつか側線が残されていますがいずれも使われていないようです。
2016年7月21日付けの北海道新聞によると2017年春に当駅と島ノ下駅を廃止する意向があるとの報道がありました。当駅の近隣に利用者となりうる集落が殆ど無いことから止むを得ないのかなと。しかし行き違い設備は撤去しないでしょうから信号場として残存するかなとみられます。
と思っていたところ、2016年夏に襲来した台風の影響で当駅~新狩勝信号場間が不通となってしまい、その列車折り返し駅兼代行バス乗換駅として機能することになり廃止予定が吹き飛んで現在も生き残っています。

2017年10月に訪問した代行バスの乗り換え風景はこんな感じ。旭川駅を5時台に発車する富良野線から富良野駅で当駅行きの根室線に乗り換えると当駅8時09分発の列車代行バスに乗り継ぐことが出来ます。

ふらのバスさんが業務受託をして運行をしている代行バスは駅舎の脇のスペースに頭を突っ込んで駐車しています。
<当駅→幾寅駅間の踏切施設>隣の駅@根室線
・(97k800m)当駅94.8km
・(101k085m)幾寅西1号踏切
・(101k630m)幾寅原野東9号踏切
・(101k800m)幾寅駅98.8km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:金山駅T3413.2km
下り:幾寅駅T364.0km
※訪問日:2016年8月13日など