himekawa
北海道旅客鉄道株式会社 函館支社
姫川信号場H63北海道茅部郡森町姫川
森駅管理の無人駅
※平成29(2017)年3月3日で営業終了、現在は信号場となっています。

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 隣の東山駅同様、当駅も人里離れた感が漂う駅でした。

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 当駅は1987(昭和62)年の旧国鉄分割民営化直前に「駅」に昇格した元信号場でした。便宜的に旅客を扱っていたようで、一応待合室スペースが確保されています。信号場としての開業日は1913(大正2)年8月1日なので、当駅の歴史は結構古いのです。

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 信号場ではあるものの待合室側のホームはきわめて短く、本当に便宜的につけたものと推測でき、同じ信号場でこちらは駅に昇格できなかった根室線・常豊信号場のホームの短さに通じるものがあります。
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 向こう側のホームへの行き来は構内踏切を渡るのですが、手前側に列車が停車していると向こう側への構内踏切がふさがれてしまうので、もし手前側に列車が停車している間に向こう側の列車に乗るために駅に来たお客さんはどうしてたのだろう。

 ところで当駅は駅待合室から公道へ出るには少々行動力が必要なようです。パッと見る限り、駅敷地から一般道路へ出る手段がわかりません。それほどまでに奥まった場所に立地しています。どうやら獣道をいったん大沼方向へ歩き、踏切を渡ると国道に出るっぽいです。その踏切の脇にはなんとラブホが・・・さすが人里離れた場所です。

 そんな当駅も平成29(2017)年3月に命運が尽きてしまい再び信号場へ逆戻りとなってしまいました。
<当信号場→森駅間の踏切施設>
・(44k530m)当信号場
44.2km
・(未確認)姫川第2道路踏切
・(未確認)金子道路踏切
・(49k118m)砂原道道踏切
・(49k790m)森駅49.5km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
隣の駅@函館線
上り:東山駅H644.1km
下り:森駅H625.3km

※訪問日:2007年2月16日

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