hokusei
北海道旅客鉄道株式会社 旭川支社
北星駅W50北海道名寄市智恵文北星
名寄駅管理の無人駅
※令和3(2021)年3月12日で営業終了、閉駅しました

 名寄市内にある「看板のインパクト」が評判の無人駅です。駅名標の右側がステッカーで「にっしん」とありましたが、これは平成18(2006)年に廃止となった智東駅の文字が隠されていました。
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 公道側から駅を見た図です。画像中心部にある小屋が駅待合室です。雪景色のため判別しにくいですが、一応除雪されていて、そこが公道と列車乗り場を行き来するための通路になっていました。

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 当駅のインパクトと言えばこれ。板張りの待合室でした。電力線の引き込みがなされていないため、夜間は無照明となるようでした。後述の列車時刻表によれば日没後にも列車の発着があって、待合室での列車待ちは暗がりでの暇つぶしを余儀なくさせられたようですが、プラットホームへのほくでん給電は行われていて、そちらの照明は夜間点灯があって、真っ暗になることは無さそうでした。

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 待合室に掲げられている毛織★北紡の看板。これが当駅の印象をとても強いものにしていました。この「毛織の北紡」とは旭川市内にあったホクレンや雪印が出資して設立された紡績会社(株式会社北紡)のこと。設立は1950(昭和25)年。その後、ユニチカが出資した新会社へ移行し会社は消滅したものの、当駅の看板はそのまま存置され、昭和~平成~令和と宗谷線を見守ってきました。

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 建物内部の様子です。前述の通り、照明器具が無いため夜間は真っ暗になってしまうようです。恐らく駅が設置された1950(昭和34)年ころから現存している建物のようでした。さすがに古さは否めませんが、清掃が行き届いていて大切にされている感はありました。

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 令和2(2020)年12月訪問時に撮影した列車時刻表です。

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 運賃表です。こちらも閉駅時点でのものとなります。

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 建物と外を結ぶ扉ですが、これだけ建物と仕様が異なっていました。恐らく竣工当時のものが駄目になって交換が施された模様でした。
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 ドアの外側にはこのようにJR北海道さんによる開閉注意の貼り紙がありました。

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 駅の外の様子です。周囲には民家が1軒。他には神社がある程度で静かな雰囲気でした。地図で見ると天塩川の対岸にチラホラ民家があるように見えましたが、当駅があるエリアとを結ぶ橋がないため当駅の利用者にはなり得なさそうでした。

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 ホームは板張りの朝礼台スタイル。

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 構内は単線上の1面1線。普通列車のみが停車していました。
<当駅→智恵文駅間の踏切施設>
・(84k870m)当駅
89.3km
・(89k330m)第2美深名寄線踏切
・(未確認)(詳細未確認)踏切
・(91k190m)智恵文駅
91.2km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
隣の駅@宗谷線
上り:智東駅(閉駅)4.4km日進駅W499.1km
下り:智恵文駅W511.9km

※訪問日:2020年12月20日