北海道旅客鉄道株式会社 函館支社
本石倉駅H59北海道茅部郡森町石倉町
森駅管理の無人駅
※令和4(2022)年3月11日で営業終了、閉駅しました
2022年1月訪問時の様子です
昭和19(1944)年に信号場として開業しています。5年後の昭和23年に仮乗降場として旅客扱いを開始していますが、昭和39(1964)年にその旅客扱いを廃止。昭和48(1973)年にふたたび旅客扱いを開始し、平成の間は平穏無事だったものの令和4(2022)年に利用者減少を理由に再び旅客扱いを廃止し、廃止されることになります。三度の復活はあるのかどうか。。。
当駅は複線上の高架区間にへばりつく様に強引に設けられているように見えます。上り・函館方面ののりばへの階段は一部が屋根で覆われていました。
駅前は国道5号が行き来していて、道路向こうへの行き来は押しボタン式の信号機付き横断歩道のお世話になりましょう。
当駅は長万部方面行きのホームへのアクセス路として線路の下を通ります。目印は郵便局の方角看板。
当駅の山側には石倉郵便局があり、当駅と郵便局の前は簡単な広場になっています。
こちら長万部方面行き列車のホームからは上り函館方面ホーム越しに噴火湾がきれいに見えます。まさにインスタ映え。。。
長万部方面行きホームから眺めてみます。意外と住宅が並んでいて当駅のユーザさんなんじゃないかと思ってしまいますが、、、
こんな感じできれいな風景を見ることが出来ました。
函館方面ホームから見た様子です。郵便局の位置関係がよくわかります。画像右側には待合室があります。当駅の待合室は長万部方面行きホーム側にのみ設置されていました。
この手の設備にしては広々としている建物内部でした。
時刻表と運賃表です。
当駅の避難指定場所は石倉小学校ですが、こちらは2017年に休校となっているようです。本石倉の集落は当駅の周囲の他に石倉漁港を挟んだ石倉小学校付近にもあるようです。
ところで函館方面行きホームの階段ですが、その内部の様子はこちら↓
絶妙な秘密基地感。。。
構内は複線上の2面2線です。
ところで当駅を含む石谷駅~石倉駅間は明治時代からの歴史を持つ割に踏切がありません。おかしいなと思いながら国道5号を経由する函館バスに乗っていると、その国道沿いの長万部方向に向かって右側に不自然な空間があることに気付きます。上本茅部バス停付近から国道沿いに単線程度の敷地が現在も確認できます。
では旧線時代の当駅はいったいどこに?!という疑問ですが、どうやら国道5号の海側の地平に走っていたらしいです。
2001年1月訪問時の様子です
2001年撮影、駅番号貼付前の駅名標です。
国道沿いにへばりつくように、忽然と当駅があります。上り(森、函館方面)のりばへはこの国道5号線の歩道から階段を上がってホームへ出ます。
では八雲、長万部方面の下り線ホームへはどうやっていくのかというと…
石倉郵便局への通路をくぐって線路の向こう側に出てからホームに入ります。
構内は2面2線。複線の単純配線。待合室は八雲方面下り線ホームにのみ設置されています。
当駅のホームは妙にいかにも貧粗なパネル敷きにコンクリートを塗っただけの簡単な作りです。
隣の駅@函館線
上り:石谷信号場H603.9km→桂川駅H61(閉駅)9.0km→森駅H6212.6km
下り:石倉駅H582.1km
※訪問日:2001年1月16日,2022年1月2日