
北海道旅客鉄道株式会社 釧路支社
細岡駅B57北海道釧路郡釧路町字達古武23-2
釧路駅管理の無人駅
2019年8月訪問時の様子

構内の東釧路駅寄り側にあるもう一つの駅名標は旧来からあるものに駅番号シールを貼付しただけ。網走駅方にある駅名標とはフォントがことなっていて、さらに隣の塘路駅のローマ字表記が「Touro」となっているなど特徴的になっています。(2019年8月確認)

ログハウス調の待合室がある駅です。当駅の一日平均乗降客数は1人を切っていて、駅の周囲に住宅はほぼ無いという環境なのに、わざわざこのように駅舎をリニューアルさせているのは、当駅近隣に風光明媚な湿原地帯が広がっていて、観光客の利用を見越したからのようです。

1993年に竣工したと建物財産標には記されています。

駅舎を背にした図です。

この付近は観光に特化したような施設しか見当たらなくなってしまい、近隣に住宅は見当たりません(個人の感想です)。

建物内です。列車待ち客用に椅子があります。

停車列車の時刻表と運賃表が並んで掲示されています。

駅待合室内にも外のものとほぼ同様のガイドマップが掲出されています。


構内は単線上の1面2線。定期普通列車のほかに臨時運転の「くしろ湿原ノロッコ号」も停車します。
2008年7月訪問時の様子

塘路駅を小さくしたようなログハウス調の駅舎が静かに佇む駅ですが、いわゆる観光地的な要素に乏しく、更にこの駅のユーザーさんになりえそうな民家が1軒程度しかない寂しさ満点の駅でもあります。


2008年時点での駅前の様子はご覧の通りです。駅名の由来は近隣の地形が「細い岡」だったという説と、鉄道建設の際のこのエリアの監督官の苗字が「細岡さん」だったという説の2種類があるそうです。

構内はいわゆる「棒線」配線ですが、良く見ると網走寄りに保線車用の側線が設置されています。


釧路湿原国定公園内にあるものの、どの施設へも当駅からは遠いのが難点。また臨時列車の「ノロッコ号」は停車するものの、「SL冬の湿原号」は停車しませんでした。また、通過駅よりも停車駅の方が多いと評判の線内快速列車「しれとこ摩周」も当駅は停車しません。
<当駅→塘路駅間の踏切施設>隣の駅@釧網線
・(17k080m)当駅
・(未確認)達古武踏切
・(未確認)(詳細不明)踏切
・(24k320m)塘路駅
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:釧路湿原駅B56■2.4km
下り:塘路駅B54■7.2km
※訪問日:2002年7月16日,2008年7月5日,2019年8月18日