東海旅客鉄道株式会社 東海鉄道事業本部飯田支店
伊那北駅■長野県伊那市山寺1930番地
伊那市駅管理の無人駅
令和5(2023)年1月に訪問時の様子です
伊那市内では利用者が多い駅ですが、JR東海的には「きっぷ販売は券売機でもできる」「集札業務は優秀な車掌が担えばよろしい」「何かあれば伊那市駅が対応できる」と判断したのでしょう。1日平均約1,200人が利用する伊那市駅と違い、同1,000人程度の当駅は平成4(1992)年から乗車券販売業務を簡易委託化し、その簡易委託販売も平成25(2013)年3月をもって終了となり、いよいよ無人化されています。とはいえ平成3(1991)年に新装した駅舎は健在で、駅長所在の伊那市駅よりも立派に見えます。
駅前にはジェイアールバス関東(JR東日本グループ)のバス停があります。
建物内部の様子です。無人化されていますが改札ラッチはそのまま残されています。改札と出札の窓口は板で塞がれています。伊那市駅同様、駅の周囲は発展していて利用者は多く列車の発着時間は賑わいを見せます。
駅舎内部には列車待ち客向けの待合室があります。なんと無線LANまで完備されていて驚きます。
料金表は無人駅仕様の一覧表式となっています。
列車時刻表です。
構内は単線上の2面3線です。有人でJR直営の伊那市駅よりも立派な構内配線となっています。駅舎から2・3番線ホームへは豊橋方の構内踏切を横断します。列車が到着すると車掌が先頭車両付近に立って集札業務をしています。