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北海道旅客鉄道株式会社 旭川支社
伊納駅A26北海道旭川市江丹別町春日
旭川駅管理の無人駅
※2021年3月12日で営業終了、閉駅しました

 2019年7月訪問時の様子 
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 貨物列車の車掌車両を転用した待合室がある駅です。2005年訪問時(後述)は2つあったはずの旧車両待合室はいつの間に1つ撤去され、もう1つだけが残存していました。

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 ホームから駅の外を見た図です。車掌車両だった待合室はこのような配置で設置されていました。

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 駅待合室を背にして外を見た様子です。足元は砂利道となっていて、その先に舗装道路があり、石狩川を渡って国道12号に出ることができました。

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 駅前の砂利道を抜けるとこの道路に出て、この道路を進むと幹線道路に出ます。駅前にありがちな商店などが立ち並ぶ風情はなく、自動車の整備工場や民家が数件あるだけになっています。

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 駅前には函館線の旧線跡地がサイクリングロードに転用されている舗装面がありました。また、よく見ると旧線時代のプラットホームが確認できました。

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 廃線跡はこのようになっていて、訪問当時は選挙ポスターの掲示板があったりしました。

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 公衆電話の設置をアピールする標識ですが、よく見ると「電電公社」の文字が、、、いつの時代の看板なんだか・・・。

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 駅に隣接して鉄道設備会社の研修施設と見られる鉄道設備が設けられています。レールや架線設備から踏切や信号施設、切り換えポイントまで一通り揃っています。
※立入禁止標識等がなかったため見学し放題状態ではありましたが、言うまでもなく自己責任で安全に留意して設備見学をしてくださいね。

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 待合室内の様子です。綺麗に整頓されていて、ストーブ(ファンヒーター式)まで整っています。以前は使えていたお手洗いは「使用禁止」の貼り紙があり使えません。

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 停車時刻表と運賃表です。滝川~旭川間の普通列車はそれほど多くなく、7時台と8時台は下り方向に手厚く、15~17時台は上り方向に手厚く列車が設定されていました。

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 構内は複線上の2面2線。かつては退避設備を持っていたような構造ですが、中線を撤去してこのような構造になっているのかと。

 当駅は周囲に学校があったようですが、現在は廃校となっていて、その通学者が丸々当駅のユーザではなくなってしまったことから、平均利用者数の減少が著しく2000年頃は400人近くありましたが現在では1人以下となっていて、駅の存廃を検討したくなる寂れ具合でしたが、2021年3月13日のダイヤ改正に先立ちその前日の3月12日の最終列車をもって営業を終了しました。



 2005年訪問時の様子 
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 駅番号貼付以前、2005年12月訪問時の駅名標です。

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 何かと謎が多い当駅。異様に広い構内にはメインの線路とつながっていない側線が何本あって、ご丁寧に電化までされています。恐らく試験用の線路と思われますが。

 謎といえば当駅の待合室は二棟あり、いずれも同じ型式の旧車掌車。ところが、暖房が設置されているのは線路側の一棟のみで、道路寄りの待合室には暖房はありません。この差別はいったい?しかしいずれの待合室も無人駅にありがちな荒廃感はなく、そこそこの清潔感が保たれています。
※訪問当時(2005年)の印象です
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 駅の周囲にはこれといった商店街は無く、、、この駅のメインユーザーは恐らく学生さん・生徒さんなのでしょう。国道にはそこそこの本数のバス路線があるようで、この付近の普通列車の本数が少ないのを補っています。
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 2面2線の構内には追い越し設備があるわけではないですが、上下で乗り場が分かれています。
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 余談ですがこの駅の近所にある小学校名はそのものずばり「台場小学校」。そう、こここそ旭川の「お台場」なのです。
<当駅→近文駅間の踏切施設>
・(413k590m)当駅
・(未確認)(詳細不明)踏切
・(419k720m)近文駅
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
隣の駅@函館線
上り:納内駅A25■12.7km
下り:近文駅A27■6.1km

※訪問日:2005年12月10日,2019年7月3日