北海道旅客鉄道株式会社 函館支社
石谷駅H60北海道茅部郡森町本茅部町17番地
森駅管理の無人駅
※令和4(2022)年3月11日で営業終了、閉駅しました
令和4(2022)年1月訪問時の様子です
開業時(1930年)からとみられる重厚な木造駅舎の駅です。線路を挟んで向こう側は断崖絶壁が迫っていました。
駅舎のこちら側もすぐに噴火湾です。
駅舎の旭川方にはトイレがあり、こちらも相当古そうな雰囲気ですが、外壁はリノベーションが施されているようでした。
建物内部の様子です。窓口と荷物扱い台が残っています。
運賃表です。函館駅と長万部駅までは1,290円、新函館北斗駅までは860円、森駅までは290円です。
当駅からの緊急避難場所となっている森町立石谷小学校は平成15(2003)年で休校となっているようです。
当駅の時刻表です。2番線を使う列車が消滅しています。
当駅はもともと信号場が起源となっているようで、そんな事情からなのか駅舎には事務室スペースが広くとられています。でっぱり部分は信号の操作盤かタブレット閉塞機が置かれていた名残りの模様です。
そんな事務室内には緊急連絡先の鉄電番号ば記された紙が貼られています。
構内の様子です。令和4年1月に訪問した時、2番線は除雪されておらず、冬季に限って使用停止状態でしたが、これは当駅の閉駅を見越してダイヤを再構築して当駅退避列車を別の駅に移したことによる用途廃止とみて間違いなさそうです。
そんな当駅は複線上の2面3線ですが、前述の事情から令和4年1月訪問時は実質的に2面2線状態でした。
当駅設置の鉄道電話収納箱には56k305mの記載があります。当駅の停車場中心の函館桟橋起点の距離程は56k390mとなっていました。
2016年1月訪問時の様子です
2016年1月訪問時の駅名標です。函館方の隣の駅名が2017年9月廃止の桂川駅となっています。
山に迫った場所に設置されているように見えますが、駅舎を背中にしたアングルを見ると驚きます。
目の前を走る国道5号線。そのすぐ先には噴火湾。。。なんという絶壁ロケーション(苦笑)。駅の裏側の斜面には宅地は無く、駅の左右に数件の民家が並んでいます。
これほど狭い箇所にヤドカリの行列のように並んでいる様子はちょっと凄いです。
駅前には函館バスの函館~長万部線バス停があります。バス停の名称は「石谷駅前」で、2016年1月1日時点での函館方面行き時刻表は↓をご参照ください。
1日4便の函館行きバスのほかに14時台に森町へも1便があります。
駅舎の中は有人駅時代を思い起こさせる窓口跡が残っていました。
当駅へは下り普通列車が特急退避のために長時間停車している合間に見回ったのですが、2番・3番線ホームから駅舎がある1番線へは構内踏切を横断するようになっているんですね。警報機・遮断機があるとはいえ特急が高速で通過していくのでちょっと怖かったりしました。
駅舎のホーム側には平仮名表記の駅名看板が…大切にされている感が伝わってきます。
徒歩1時間半…これは当駅ではなく隣の本石倉駅からの時間でして、当駅からだと2時間弱程度でしょうか。でも当駅の場合はバス路線があります(本石倉からはありません)。といっても午後に1日2本だけですが。。。
構内は単線上の2面3線。普通列車のみが停車します。
2001年1月、列車内から撮影した駅名標です。
駅番号シールの貼付はありません。
隣の駅@函館線
上り:桂川駅H61(閉駅)3.9km→森駅H626.6km
下り:本石倉駅H593.9km
※訪問日:2016年1月1日,2022年1月2日