アイジーアールいわて銀河鉄道株式会社 運輸部いわて沼宮内駅グループ
いわて沼宮内駅■岩手県岩手郡岩手町大字江刈内6-1-4
駅長所在の直営駅
※平成14(2002)年12月1日よりIGR管理。それまではJR東日本盛岡支社の駅長所在の直営駅でした。
北海道新幹線開業以前は「日本で一番小ぢんまりとした新幹線停車駅」の在来線部分の駅です。
新幹線開業直後にはこのようなお祝い懸垂幕まで掲げられ大騒ぎだったわけですが、、、
JR様式の乗り換え案内看板…その後方には「盛岡・上野方面」の文字が…かつては上野方面へ直通する特急「はつかり」が停車していた名残りなのでしょうか???
1番線に到着する青い森鉄道車両の八戸行き列車です。IGR線は下り列車の約半数が当駅で折り返す運用となっています。
2002年訪問時の様子
2002年10月まで使われていた旧駅舎です。新幹線開業(2002年12月)を控え築堤の取り壊し準備にかかっています。
新駅舎開設当時はそちら側でも営業をしていたそば屋さんですが、現在は営業していません。
東北自動車道のインターチェンジは隣町へ、東北新幹線の駅は岩手町へという棲み分けのもと、新幹線の駅が無事に設置されたのはいいのですが、1日の乗降客数が70人台という寂しい結果。。。それに対して在来線のIGRの一日の乗降客数はおよそ900人とだいぶ差が開いています。
JR時代の駅構内の様子です。
駅前に掲示されていた新駅舎の完成予想図。これによると在来線の跨線橋は新駅舎竣工後も古いままということのようです。
旧JR時代の駅名標です。IGR移管を契機に駅名を現在の「いわて沼宮内」へ変更しています。これは当駅の所在が岩手町にあることから「岩手町の沼宮内駅」をアピールするために「いわて」を冠したということだそうです。
2019年の様子
ホームの盛岡駅寄りに設置がある鳥居型駅名標です。
東口出入口と同様、こちらも2002年のリニューアル時以降、目立った変更点はなく、相変わらずご立派な佇まいを見せています、まさに新幹線停車駅の貫禄。
※東口や東北新幹線の当駅はこちらをご覧ください。
外はこんな感じで、2002年の完成予想図と比較するとロータリー内のバス乗り場まわりに屋根がついていることと、予想図では平行在来線跨線橋から直接出入り出来るような計画であったものが実際には橋上駅舎を経由するルートになったと言うことぐらいでしょうか。
新幹線開業以前に駅舎があった場所はすっかりと整地されていて跡形もありません。
当駅が所在している岩手町は「ホッケーの町」なんだそうで、西口広場の一角にはプレーヤーを模した石造が設置されています。岩手町とホッケー競技についてはこちらに詳しく出ています。公式サイトによれば岩手町は「ホッケーと彫刻の町」なんだそうで、この手の石造製作はお手のモノなのかもしませんね。
橋上駅舎の西口寄りにあるIGR線の当駅改札口はこちら。7時00分から17時00分まで窓口及び改札営業を行っています。
運賃表はご覧の通りです。
跨線橋は旧国鉄時代から使われているものを大切に活用していて、それにエレベータや東北新幹線開業時(IGR化後)に設けられた橋上駅舎をドッキングさせています。
そんな当駅は複線上の2面3線。2番線は当駅折り返し列車に使用しているようです。
<当駅→御堂駅間の踏切施設>隣の駅@いわて銀河鉄道線(旧東北線)
・(566k870m)当駅567.3km
・(未確認)一方井踏切
・(568k202m)大宮踏切
・(568k708m)五日市踏切
・(571k228m)川原木踏切
・(未確認)御堂駅572.6km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:岩手川口駅■5.1km
下り:御堂駅■5.3km
※訪問日…2002年7月3日,2003年1月1日,2019年1月2日