IRいしかわ鉄道株式会社 運輸部運輸課
加賀笠間駅■石川県白山市笠間町
金沢駅管理の無人駅
🆋ICOCAの駅
※令和6(2024)年3月15日までは西日本旅客鉄道株式会社金沢支社・加沢駅管理の無人駅
大正12(1923)年8月、松任~美川間に追加設置された駅です。当初は笠間駅を名乗る予定でしたが、水戸線に明治22(1889)年開業の笠間駅があったため、開業当初より旧国名を冠した「加賀笠間」を名乗っています。
-令和4(2022)年12月訪問時の様子です-
大正時代の開業時から使われていたっぽい木造駅舎ですが、地元学生によりハイカラな装飾へ模様替えされていて、古さをあまり感じません。
駅前広場も学生利用の旺盛さを示すようにきれいに整理されています。北陸新幹線の白山車両基地は当駅が最寄り駅となっています(徒歩約21分)。
西口駅舎の様子です。
令和3(2021)年3月までは簡易委託係員による乗車券類発売はあったようですが、現在は翌4月からは無人駅化されていて、窓口は閉鎖されています。
無人化されていますが駅舎は清潔を保っています。
清掃用具入れには「加賀笠間駅を良くする会」のシールが貼付されています。良くする会の皆さん、駅をきれいに保ってくれる活動、ありがとうございます。
心無い人々による駅悪化を憂う看板が出ています。ここにある「私たち」とは誰のことなのか書かれていませんが、きっと「加賀笠間駅を良くする会」の皆さんのことなのでしょう。
運賃表です。金沢駅・小松駅までは240円となっています。この券売機で交通系ICカードのチャージもできます。
当駅の時刻表です。金沢~小松間は列車本数が比較的旺盛なので15時台の下りを除き1時間に2本以上の列車本数が確保されています。
駅待合室には「ふれあい文庫」があります。この中にある「金沢の女性史」なる本が気になったものの、時間の都合で手に取ることが出来ませんでした。気になって調べると・・・
当記事編纂時点でamazon.co.jpで販売されていました。
当駅近隣の大学が広告看板を出していました。当駅がハイカラなのもこの大学の学生さんの協力あってのことのようです。
その大学の学生さんに向けた注意喚起文が掲示されていました。
待合室には昭和25年の金沢駅時刻表が掲げられていました。これによると今や北陸新幹線で1時間に1本ある首都圏方面の直通列車がこのときは13時台に1本のみの設定だったことがわかります。しかも米原始発というから驚きます。「米原(北陸線)直江津(信越線)高崎(高崎線)大宮(東北線)上野」という経路だったとみられます。この他にも15時台には青森行ってのもあってかなり興味深い時刻表です。
地元中学生さんによる当駅の情報レポート。こういうの、好きです。
こちら↑は2番のりばに接している東口です。北陸新幹線の高架線設置のついでにバリアフリー構造の建物・スロープ付き通路へ変更されています。
構内跨線橋からの様子です。すぐ横には北陸新幹線の高架線が走っています。
構内は複線上の2面2線です。もともとは2面3線でしたが、旧3番のりばの跡地を活用して東口駅舎が設けられています。
<当駅→松任駅間の踏切施設>隣の駅@IRいしかわ鉄道線(北陸線)
・(171k780m)当駅162.8km32.6km
・(171k965m)柏野踏切
・(m)宮前野踏切
・(m)上河原踏切
・(m)西松任駅165.3km35.1km
・(m)名出層踏切
・(m)石松踏切
・(174k604m)高見踏切
・(175k481m)相川踏切
・(175k926m)金剣道踏切
・(0k129m)松任工場引込線踏切
・(176k180m)松任駅167.2km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:美川駅■4.0km
下り:西松任駅■2.5km
※訪問日:2022年12月