kaiiwama
東海旅客鉄道株式会社 東海鉄道事業本部静岡支社
甲斐岩間駅山梨県西八代郡市川三郷町岩間948番地
身延駅管理の無人駅

 令和6(2024)年1月訪問時の様子です 
kaiiwama_ekisya
 身延町六郷地区の中心駅として特急ふじかわ号が全列車停車する主要駅ですが、駅としては見事な無人駅です。これでも特急停車駅というのがにわかには信じ難いのですが。。。

kaiiwama_zaisan
 建物は平成13(2001)年4月に竣工したことを示す建物資産標が貼付されていました。当駅は旧駅舎時代の平成11(1999)年に無人駅化され、そののちに駅舎改築が実施されているようです。

kaiiwama_soto
 駅前の様子です。商店街っぽい通りを抜けるとこの付近のメインストリートである県道9号が走っています。食堂等は点在しているものの、コンビニエンスストアは片道徒歩15分程度離れています(セブン-イレブン山梨六郷店)。

kaiiwama_hanko1
 当駅の周囲は「ハンコの里」として名高い場所なんだとかで、国内の印鑑の半数はこの付近で生産されているんだとかで。
kaiiwama_hanko2
 「経済産業大臣指定・伝統工芸品」とあります。だからなのか、当駅前にはこんなものが・・・・
kaiiwama_hanko3
 駅前には巨大な印鑑オブジェが鎮座しているではあ~りませんか!これには驚きます。巨大印鑑の後方には公衆トイレがあります。このトイレに用いられている文字フォントが秀逸なので紹介します。

kaiiwama_WC
 「御手洗」の文字が印鑑に用いられることが多い篆書体(てんしょたい)となっている芸の細かさ。

kaiiwama_koban
 なお、駅舎・トイレと同じデザインで警察官駐在所も建っています(鰍沢警察署岩間警察官駐在所)。

kaiiwama_tsuro
 建物内部の通路です。シャッターが降りている窓口部は用意がありますがここを開けて窓口営業を行っているということは無いようです。

kaiiwama_tenjo
 上を向くと見事な採光窓が設けられています。

kaiiwama_naka
 建物内部の待合室の様子です。JR東海の無人駅待合室でよくみられる、仕切りがある椅子が並んでいます。これは俗に言う「駅寝」「STB(station bivouacの略)」を抑制できる効果があるようです。

kaiiwama_fare
 運賃表です。JR東海無人駅様式の運賃表となっています。
※JR東海の駅設置運賃表は窓口営業・券売機設置駅の場合は地図式で、券売機設置が無い無人駅は表式となっています

kaiiwama_timetable
 時刻表です。朝の下り(甲府)方面列車が手厚く設定されています。上りの富士行最終は20時台に、身延行き採集は22時台に、下り甲府行最終は23時台に設定されています。身延線特急列車の特急料金は東海旅客鉄道株式会社旅客営業規則第57条の3の2項(4)イによれば特定料金が適用され、30キロ以内の自由席料金が330円と割安に設定されています(当駅~甲府間は28.1km)。

kaiiwama_konaifumikiri
 駅舎を出ると構内踏切からの駅構内です。

kaiiwama_konai
 ホームの甲府方から撮影した図です。側線には事業用保線車両が留置されています。

kaiiwama_chushinten
 駅中心点標柱は構内踏切の富士方に建立されています。富士起点59k930mと記されています。

kaiiwama_home1_forKofu_fujikawa7
 構内は単線上の1面2線です。特急列車を含む営業全列車が停車します。




kaiiwama_seka
 余談ですが駅前に面している履物店の看板が令和に残したい古さ。。。「月星シューズ地下タビ」は現在も販売が続くロングセラー商品だったりします。
<当駅→落居駅間の踏切施設>
・(59k930m)当駅
60.3km
・(60k176m)原踏切
・(61k118m)押出踏切
・(58k262m)日向踏切
・(61k460m)落居駅
61.8km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
隣の駅@CC身延線
上り:久那土駅■1.5km
下り:落居駅■1.5km

※訪問日:2024年1月10日