東海旅客鉄道株式会社 東海鉄道事業本部三重支店
亀山駅CJ17三重県亀山市御幸町198番地
JRC:駅長所在の直営駅
JRW:亀山鉄道部管理の業務委託駅(委託先:東海旅客鉄道株式会社)
🆋TOICAの駅(井田川・名古屋方面のみ利用可能)・🆋TOICAの駅(関・加茂方面のみ利用可能)・
令和2(2020)年1月訪問時の様子です
関西線から紀勢線が分岐している駅です。また、JR東海が関連する在来線での他社境界駅で唯一JR東海が管理している在来線の駅です。熱海駅、米原駅、猪谷駅、国府津駅、甲府駅は他社管理となっています。
建物は1913(大正2)年に竣工しています。
駅前の建物上部には「Welcomeリニア」「Step up複線電化」の看板が掲げられていて、JR東海へ圧力をかけているように見えます。
ここ亀山市はリニア中央新幹線のルート上にあるらしく、三重県の中でも駅の誘致に熱心だったりします。各県1駅の原則で言えば四日市か亀山かってことになるのかも知れませんが、四日市だと名古屋から近すぎて高速走行が売りのリニア新幹線では性能発揮が難しいし、そういう観点で亀山市への駅設置が理想的なのかなと思わなくはありませんが。。。
駅前の注意喚起看板を見ると、この画風はお笑い漫画道場で有名な冨永一郎先生の作品じゃあーりませんか。京都府御出身の冨永一郎さんがなぜ亀山で?と思って調べると、亀山市には全国にいくつかある冨永一郎先生の漫画館があって(この記事編集時は休館中でした)、そんな縁から看板にも冨永作品が使われているんだそうです。
そういえば「お笑い漫画道場」というテレビ番組は首都圏で育った私にとっては日本テレビ(4チャンネル)で見ていましたが、中京テレビが制作していたんですよね。中京テレビは亀山市からしてみたら地元。そういう縁があっての展示施設だったんですかねぇ。冨永先生が描く土管から顔を出して寝ている鈴木義司先生(漫画家)を見て笑わせていただいたのを懐かしく思い出します。
駅舎内は自動改札機があり、頭上にはLED式の発車時刻案内があって、その隣にはキオスクが営業しています。
改札の脇にキオスクという風情も最近では消えつつあり、どこか懐かしい感じがします。
発車時刻表です。大都市・名古屋方面への列車は手厚く設定があります。
改札前にはホワイトボードに謹賀新年のご挨拶が。。。こういうのはいいですね。
当駅は隣の関西線関駅から先がJR西日本線となります。運賃表の図で青い部分がJR西日本区間となっています。といっても非鉄道マニア的にはどうでもいい話ですな。
旧国鉄の雰囲気が色濃く残っているように見える構内の様子です。
構内は駅舎に接している単式ホームが1面と島式状ホームが2面となっています。
2002~2004年ころの当駅の様子です
駅番号が付与される以前の駅名標です。下り方向の隣駅表示が関西線関駅となっています。
駅舎の外観は2020年当時とほとんど変わっていません。
名古屋方面、新宮方面のJR東海線の他に加茂、奈良方面のJR西日本線も発着している当駅です。画像は2004年に撮影した3番線と4番線の様子ですが、ここに書かれている「京都」はかつて関西線経由で運転されていた列車があった名残りで、現在はそんな列車の設定はありません。
当駅は2路線3系統が発着しています。
1つ目はJR東海の関西線・名古屋方面。直流電化されていて日中毎時ほぼ1本が当駅で折り返され運転されています。
2つ目はJR東海の紀勢線。こちらは非電化路線なのでディーゼルカーが発着し、当駅で津駅方面へ折り返していきます。
3つ目はJR西日本の関西線。路線番号Vが付与されていますが、当駅はJR東海の管理駅なのでそういう記号類の掲示・掲出はありません。この路線も名古屋方面の関西線、津方面の紀勢線とは系統分離されていて全列車が当駅で折り返しています。
<当駅→関駅間の踏切施設>隣の駅@CJV関西線
・(59k900m)当駅59.9km
・(61k142m)白髭踏切
・(61k495m)JR東海~JR西日本境界
・(61k902m)日原踏切
・(未確認)古里踏切
・(未確認)小野踏切
・(64k446m)木下踏切
・(64k857m)新田踏切
・(未確認)東構内踏切
・(65k550m)関駅65.6km
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