東日本旅客鉄道株式会社 秋田支社
上飯島駅■秋田県秋田市飯島鼠田
秋田統括センター(土崎駅)管理の無人駅
🆋Suica(秋田エリア)の駅
奥羽線が単線であった昭和19(1944)年に「上飯島信号場」としてオープン。この信号場はなぜか昭和24(1949)年には一旦廃止されますが、昭和29(1954)年に再設置されます。その後昭和38(1963)年10月に秋田操車場~追分間が複線化され同信号場が用途を失い廃止されると、地元住民の皆さんにより駅設置の請願があり、有志による費用負担で翌年2月に悲願の駅設置が達成されました。
もともとの上飯島信号場は現在の下りホーム付近に一般的な行き違い可能型の信号場として設置されていましたが、複線化後は上りホームの設置場所に苦慮し、止む無く黒川街道踏切を挟んだ対面に設けたようです。よって現在下りホームの横にあるファミリーマートさんの付近に以前は駅舎があったということ?!
令和6(2024)年9月訪問時の様子です
当ブログの駅紹介は大抵の場合は駅舎設備の正面画像を掲載するのが流儀ですが、当駅にはその設備がありません。仕方がないので下り線ホームのエントランス部から掲載します。
男鹿・大館・青森方面ホームのエントランス部です。駅舎はありませんが、ホーム中間に待合室があります。
下りホーム側の端末が1つしかありません。一般的にSuicaに限らず交通系ICカードの簡易改札機はTOICAもKitacaもICOCAも入場用と出場用が別個に設けられていて、後述する上りホーム用の簡易改札機はその仕様ですが、下りホーム側のこれは入場・出場兼用となっています。令和5年に新規エリアとなった秋田エリアで最初に設置された代物のようで、1台2役の優れもので、設置コストが低廉化に貢献しています。
下りホームの様子です。上り線にホームが見えませんが、これはこの先の黒川街道踏切を挟んだ向こう側に設備されています。待合室が申し訳程度に設けられていますが、秋田方面からの列車が到着する下りホームは列車待ちをする利用者が少ないからなのか、券売機や設けられていません。交通系ICカードのチャージは後述の上りホームに設けられた自動券売機か、または下りホーム乗り場の前にあるファミリーマートの店頭(レジ)で行えます。
このホームの待合室は平成29(2017)年3月に竣工したことを示す建物財産標が貼付されています。
運賃表です。秋田駅までは200円です。
当駅の上りホームには福島起点309キロポスト標柱が設置されています。当駅は308k900mで、このキロポストは下り線ホームの待合室付近にあり、当駅の停車場中心点となっています。ちなみに当駅の中心付近にあるように見える黒川街道踏切が308k895mです。
下り線ホームに停車中の大館行普通列車です。秋田~追分間は奥羽線の他に男鹿線直通列車も設定されていて比較的列車本数は旺盛です。
登りホームの出入口部はこんな感じで、おおよそ駅の出入り口には見えません。
出入口付近には交通系ICカードの簡易改札機が設置されていますが、こちらは入場と出場の機械が個々に設けられています。
上り線ホームの様子です。
構内は複線上の2面2線ですが、用地の都合で上り線のりばホームと下り線のりばのホームは黒川街道踏切を挟んで互い違いに配置されています。
当駅登場の動画です↑
<当駅→追分駅間の踏切施設>隣の駅@奥羽線
・(308k350m付近)当駅上りのりばホーム
・(308k895m)黒川街道踏切
・(308k900m)当駅下りのりばホーム308.3km
・(309k249m)上飯島踏切
・(310k194m)起新田踏切
・(310k835m)笠岡踏切
・(311k148m)中野踏切
・(311k663m)琵琶沼踏切
・(311k828m)中野踏切
・(312k280m)追分駅311.7km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:土崎駅■2.5km
下り:追分駅■3.4km
※訪問日:2024年9月27日