kaminoge
東急電鉄株式会社 自由が丘管内
上野毛駅OM14東東京都世田谷区上野毛一丁目26番6号
自由が丘駅管理の有人駅
🆋PASMOの駅

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 安藤忠雄さんデザインの駅としては東急線で2例目の駅です。無機質なコンクリートや金属むき出しなデザインですが、そこへ風穴を開ける思い切ったデザインが特徴的。公道上に屋根をかけるデザインは工事方法もさることながら、許認可をどのように得たのか、非常に興味深いところです。

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 当駅は上野毛通りを挟んで改札口が2箇所あります。1箇所は冒頭の画像で見える改札口。北口を名乗っていますが、駅舎改築前の改札口はこちら側にのみ設置されていて、環八通りに面する地上に立地しています。
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 北口改札には係員の常駐はなく、またエレベータ・エスカレータの設置が無いので、バリアフリーの対策が必要な旅客は上野毛通りを横断して正面口改札の利用を案内しています。

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 対するこちらは「正面口」を名乗る改札口。2007年に線路の上に人工地盤を造り、その上に設置されているので、陸地に設置されている北口改札側よりもエレベータ・エスカレータを設置するのに制約が少ないことから、バリアフリー関連設備はこちら側の改札に集中しています。
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 正面口改札側の階段上からホームを望むと、無機質に並ぶ鉄骨も芸術的に見えるから不思議です。

 ところで「上野毛」の地名の由来ですが、世田谷区の公式ウェブサイトに寄れば「ノゲ」は「崖」を意味する言葉なのだそうで、多摩川沿いの崖に当地があることから、当地周辺を「野毛」と呼ぶようになり、その上手にあるから「上野毛」と呼ぶようになったようです。駅名にはありませんが、多摩川の対岸の川崎市高津区には「下野毛」という町丁名が存在します(高津・溝の口からバスで行けます)。
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 構内は複線上の1面3線。2番線の隣には上りの大井町方面線用通過線が設置されていて、当駅での緩急退避の有無にかかわらず、上りの急行列車は通過線を走行します。下り線には通過線がありませんので、急行もホームに接している1番線を通過します。

※2001年の様子
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 環八通りの向こう側から撮影した様子です。現在の北口改札駅舎側にのみ改札口がありまして、現在の正面口は存在していません。古風な平屋造りのシンプルな駅舎でした。

隣の駅@OM大井町線
上り:等々力駅OM130.9km
下り:二子玉川駅OM151.2km

※訪問日:結構あります。