
東日本旅客鉄道株式会社 長野支社
冠着駅■長野県東筑摩郡筑北村坂井
松本駅管理の簡易委託駅(委託先:筑北村役場)
令和4(2022)年12月訪問時の様子です

山間の街はずれにある小さな駅です。

駅舎を背にして見た駅前の図ですが、いきなり山が迫っていて、そこに地域バスの停留場がポツンと置かれています。当駅がこのような過酷な立地にあるのは、もともとが業務用の信号場であったところに客扱い設備(駅)を追加設置したことによるようです。利用者を意識しているならこんな街はずれではなく、1キロほど塩尻方にある小学校や公民館が点在している付近に駅を設けるでしょう。。。

バス停ポールはもはや足元部が埋まっています。

朝昼夕の便がしっかりと確保されている時刻表です。

そんなこともあって駅前の敷地には駐車場スペースがあり、当駅跨線橋壁面にはそれの案内が書かれています。

駅舎内部掲示の運賃表です。後述の2020年撮影のものと同じです。


構内は単線上の2面2線です。

周辺自治体と共同でデザインし、設置している曼陀羅の里の名所案内看板です。
令和2(2020)年4月訪問時の様子です

山の中にある信号場由来の駅です。1937(昭和12)年に冠着信号場として開設され、1945(昭和20)年に駅へ昇格し、現在に至っています。

筑北村はそれまでの坂井村などが集まって2005年に合併して成立した自治体です。その坂井村では唯一の駅でしたが、旧役場からは離れていて利用に便利な駅とはいいがたい立地。。。

当駅は簡易委託係員により乗車券の販売が行われています。


時刻表と運賃表です。

乗車券類購入等の注意事項がまとめられています。

跨線橋から構内を見た図です。

ホームの篠ノ井方から構内を見た図です。

ホームは1番線と2番線にそれぞれ待合室が設けられています。

1番線側の待合室に貼付されていた建物財産票を見ると、昭和25年8月の刻印があります。当駅が駅に格上げされたのちに設けられたことがわかります。


構内は単線上の2面2線となっています。
<当駅→姨捨駅間の踏切施設>隣の駅@篠ノ井線
・(49k520m)当駅48.3km
・(m)御麗踏切
・(54k433m)戸家踏切
・(54k954m)一本松踏切
・(54k980m)姨捨駅54.2km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:聖高原駅■3.3km
下り:姨捨駅■5.9km
※訪問日:2020年4月7日,2022年12月3日