kanente
東海旅客鉄道株式会社 東海鉄道事業本部静岡支社
金手駅山梨県甲府市城東一丁目4番
南甲府駅管理の無人駅
🆋令和7(2025)年秋~TOICA(甲府エリア)の駅

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 JR東日本の中央線がすぐ脇を走っている奇妙なロケーションの駅です(身延線はJR東海の路線です)。

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 他線が平行して、その平行路線に駅がないという例は千歳線平和駅、東海道線来宮駅、尾頭橋駅、飯田線船町~小坂井駅、唐津線本牟田部駅などに見ることができますが、当駅と来宮駅に関しては平行通過路線がJR他社となっています。そういう経緯から、旧国鉄時代の東京西鉄道管理局と静岡鉄道管理局の境界は当駅と善光寺駅の間にあったんだったそうです(当駅は東京西局管理)。

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 こういう線路に踏切があった場合、どちらの会社が管理するのかという素朴な疑問が沸きますが…結論は片側がJR東海が、もう片側はJR東日本が管理しています。
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 同じ踏切でありながら、双方で踏切遮断機の形状が異なっているのが興味深いところ。管理が違えば異常時通報をする連絡先も異なります。本当に事故が発生したとき、どちらの指令所へ先に電話をすべきか迷うところです。支障をきたした線路が中央線ならJR東日本の指令所へ、身延線ならJR東海の指令所へが正解なのかも知れませんが、鉄道マニア以外でそれが瞬時に判断できる人がどれだけ居ることやら(連絡をしたときに司令員が判断して対処するでしょうけど)。

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 構内は身延線的には単線1面1線。酒折駅へ行きたいときは甲府駅で中央線へ乗り換えて向かうことになりますが、当駅付近の城東二丁目バス停から山梨交通バスに乗れば甲府駅に出ることなく酒折駅(~石和温泉駅方面)へ向かうことが出来ます。
<当駅→甲府駅間の踏切施設>
・(86k900m)当駅
87.2km
・(87k620m)愛宕町道踏切(中央線と共用)
・(88k035m)桜町道踏切(中央線と共用)
・(88k100m)甲府駅
88.4km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
隣の駅@CC身延線
上り:善光寺駅■0.9km
下り:甲府駅■1.2km

※訪問日:2004年3月13日