東日本旅客鉄道株式会社 盛岡支社
蟹田駅■青森県東津軽郡外ヶ浜町字上蟹田55番地
青森駅管理の業務委託駅（委託先：JR東日本東北総合サービス株式会社）
平成17（2005）年に蟹田町・平館村・三厩村が合併して生まれた外ヶ浜町の中心駅です。外ヶ浜町は今別町を挟んで飛び地となっていています。町役場は当駅から徒歩でおよそ20分の場所にあります。
駅前は特急停車駅（だった）とは思えないほどに静かですが、右に視線を移すと…
駅前市場がありました！その名は「ウェル蟹」。「ウェルカム」の「ム」を「ニ」に変えたらこうなりました。旧三厩村のスキー場で活躍していた建物を移築しているんだそうです。名前に「蟹」が付いているからなのか、春先には陸奥湾産のトゲクリガニが販売されているんだとかで。ここには食堂も併設されていて、特産のシャモロックという鶏肉が使われているラーメンも食べることができます。
蟹田の蟹はこれだけではありません。
観光カニスマ駅長の「津軽蟹夫さん」を偲ぶスポットが駅の待合室にあります。「カニスマ」は「カリスマ」を文字ったものであるのは言うまでもありません。
駅長室を模したショーケースにはご丁寧に駅長さんの上着が掛けられていたり、ノートパソコンまであるから手が込んでいます。
当の津軽蟹夫駅長は残念ながら天寿を全うしたようで、その在りし日の様子が掲げられていました。
こういう洒落っ気は歓迎です。
リニューアルが施されている駅舎内。改札口とみどりの窓口が設置されています。みどりの窓口は5時10分から21時00分まで営業していましたが、平成28（2016）年の北海道新幹線開業後に7時00分～19時00分に改められています。当駅を出発する列車が19時頃で終了となっていて、19時以降の到着列車（2本）については列車内で運賃収受を行っていることによります。
構内には旧来デザインの駅名標も現役で掲出されています。
津軽線は当駅を境に系統が分離されていて、車両の一時留置が行われたりすることもあって広い構内を誇っています。
1番線の青森寄りには乗務員さんの休憩室が設置されています。JRの会社境界付近にある駅らしい施設ですね。
ホーム上には木製の看板が掲出されています。ニューヨーク・ローマ、そして蟹田。
構内は単線上の2面3線。貨物列車も行き違いを行うため、構内はとても広いです。
平成30（2018）年1月に再訪したとき・・・
2,3番線ホーム上の看板が新しくなってました。
＜当駅→中小国駅間の踏切施設＞隣の駅＠津軽線
・（27k700m）当駅27.0km
・（27k707m）一本松踏切
・（28k399m）第1外黒山踏切
・（未確認）（詳細不明）踏切
・（未確認）（詳細不明）踏切
・（30k368m）今別街道踏切
・（30k993m）後山踏切
・（31k359m）堤川踏切
・（31k410m）中小国駅31.4km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り：瀬辺地駅■3.6km
下り：中小国駅■4.4km
※訪問日：2015年7月31日,9月6日
