青い森鉄道株式会社 運輸部運輸課
剣吉駅■青森県三戸郡南部町大字剣吉字大坊13番地
三戸駅管理の直営駅
※平成14(2002)年11月30日までは東日本旅客鉄道株式会社盛岡支社三戸駅管理の簡易委託駅
2019年訪問時(青い森鉄道時代)の様子です
JR時代と同じ駅舎が使われています。幹線鉄道の駅として風格ある鉄筋造りの駅です。
駅舎に隣接して駅設備の跨線橋とは別個に「あじさい通路」と言う名称の跨線橋が設けられています。
当駅がある南部町の観光地図です。
駅の外はこんな感じ。近隣にコンビニはなく、僅かな商店がある程度。少し寂しい雰囲気です。
しかし駅前いには「剣ちゃん通り」と名付けられた商店街があり、なんとか活気を取り戻そうという機運はあります。
駅舎内は広々としていて、かつて手荷物取り扱いがあった窓口付近は券売機が設置されています。
券売機はタッチパネル式の最新型。その気になればICカードのチャージ機能だって搭載できるタイプですが、青い森鉄道にICカード乗車券の導入機運は今のところありません。
券売機の他に窓口も営業していて、6時40分から14時30分まで営業しています。その傍らに時期(取材日は1月2日)を少し逸しているクリスマスツリーが。。。これ、片付けないのかなと思って近付いてみると、、、
クリスマスツリーの形状をした願掛けの掛札を飾るための物のようです。一応「クリスマスツリーに飾るべし」と書かれているので「クリスマスツリー」で間違いはなさそうですけど。
しかしまぁこの願い事の短冊、面白いことこの上ないので列車待ちの間、笑いを堪えながら撮影していました。
「何とか お願いします」
何をお願いするか明確にしてから願掛けしましょう。
「プーさんがほしいです。」
「クレジットカードが欲しい」
切実さが足りない気がする。。。
「もみあげちゃんが童貞卒業できませんように」
「栄太郎TKG食べたい」
卵掛けご飯(TKG)ぐらい食べさせてやれよ。。。
もみあげくんは一生チェリーボーイのまま剣吉地区でお過ごしになることを願掛けされてるって、ある意味すごいな。
「ゴーンが釈放されますように カルロス・オーン」
「しんせき全員会えますように」
「巨根になりますように」
「絵がうまくなりますように」
みんなまとめて叶えてあげたくなるほどの切実さは無いなぁ。。。
「彼女と会えますように」
ということは彼女(恋人)は居るということなのでしょうか。
そんな当駅の時刻表です。
待合室内にはたくさんの寄贈図書があり、列車待ちの暇つぶしに一役買っています。
跨線橋から構内を見た図です。
2番線ホーム上にも待合室があります。
構内は複線上の2面2線です。旧2番線は用途廃止で撤去されています。
1944年頃の当駅の様子を写した写真が飾られていました。昭和19年と言えば7月に東条内閣が解散し沢村栄治元投手が戦死し、横山やすしさんが生まれた年でもあります。
平成14(2002)年訪問時の様子です
JR時代、平成14(2002)年の駅名標です。
主要幹線のローカル駅らしい立派な国鉄様式美が素晴らしい駅舎を持つ駅です。利用者が多いらしく旧JR時代から委託の係員が乗車券類の販売を行っていましたが、青い森鉄道へ移管されて直営化されています。
当駅には駅設備の跨線橋のほかに地元設置の跨線橋があり、駅舎とは逆側の住宅地の皆さんの利便性を確保しています。
構内は複線上の2面2線。かつて2番線だった部分は線路等が撤去され、かつての3番線が2番線を名乗っています。
隣の駅@青い森鉄道線(東北線)
上り:諏訪ノ平駅■5.3km
下り:苫米地駅■3.4km
※訪問日:2002年7月2日,2019年1月2日