
東京地下鉄株式会社 北千住駅務管区北千住地域
北綾瀬駅C-20東京都足立区谷中二丁目6番21号
北千住駅管理の駅
🆋PASMOの駅
昭和54(1979)年12月に開業した千代田線では最も新しい駅です。それまで3両編成の専用車両が綾瀬駅と行き来するだけの「支線」扱いだったところ、平成31(2019)年3月より10両編成の列車も乗り入れられるよう設備更新され、代々木上原方面への直通列車も設定されるようになり、利便性が向上しています。
令和4(2022)年7月訪問時の様子です

環七通りに面した従来からある出入口です。駅がリニューアルされ出入口番号が付与され、こちら側は2番出入口を名乗っています。リニューアル工事着手前まではレンガ調の外壁部分でホーム壁は途切れています。といっても現在もホームの先端部はレンガ調外壁部付近までで、その外壁直情に来た改札口が新設され、出入口として環七通りを横断した先に階段が設けられています。

その階段設備がこれ。東京メトロ的には1番出入口とアナウンスしています。これは地元の足立区が設置した区営駐輪場が併設していて、バリアフリー設備などを詰め込んだ結果、これだけの設備になっています。北改札に直結していますが、改札口は環七通りを横断した先の2番出入口の直上に設けられていますが、2番改札口から北改札へは行き来が出来ません。

↑この図の「現在地」の吹き出しがある個所が北改札口です。一見すると北改札口から2番出入口が利用できるのかなと思いきや、環七通りを専用の歩道橋で横断して綾瀬警察署側の歩道に連れてこられます。環七通りを横断したくない人は後述する中央改札口を利用しましょう。

これがその北改札口のラッチ外の様子です。自然光が入る(昼間は)明るい作りになっていて、地下鉄独特の薄暗さは(広間は)感じられません。

歩道橋のすぐ脇は綾瀬車両基地への回送線が伸びています。

2番出入口からは高架下店舗が並ぶ中を歩くと中央改札口に出ます。駅事務室を擁した当駅のメイン改札口となっているようです。改札口の前にはコンビニが入居していてとても便利です。

高架下の外の様子はこんな感じ。商店街の歩道などとともにきれいに整備されています。

こちらはしょうぶ沼公園方面の5番出入口です。敷地の都合上、割と狭い階段がJR帯広駅の隣の駅を思い起こさせますが、当駅の出入口はここだけではないのでこれでも十分なのかなと。

5番出入口にはエレベータが完備されていてバリアフリーにもばっちり対応しています。

C20は代々木上から駅からの続番となっています。千代田線の起点は本線・支線ともに綾瀬駅からとなっていますが、駅番号は当駅が終点のような扱いになっているのは、東京メトロのこの手のナンバリングの起点は総じて地図の左側からという不文律があるからのようです。

5番出入口と南改札口の構内図です。

北改札の周りが意外と広々しているのは輸送障害発生時に利用客が滞留しがちになる際にもある程度の余力スペースを確保しなくてはならないことを想定してなのでしょうかねぇ。

運賃表です。当駅は千代田線の北の端にあるため、地下鉄赤塚・南阿佐ヶ谷・南船橋より先へ行くと最遠運賃である320円区間となります。600円の東京メトロ24時間券ならこれらの区間の単純往復で元が取れる計算です。

当駅からの他社線連絡きっぷ運賃表です。千代田線の駅なので特急ロマンスカーが乗り入れる箱根登山鉄道線箱根湯本駅(大人1,450円/IC:1,441円)までの連絡きっぷが発売されているのが面白いところです。よく見ると北千住乗り換え東武線の曳舟・東京スカイツリー・押上・浅草までの運賃が出ていません。これは当駅から乗車すると北千住駅までの経路判定が自動改札機では行えない(メトロを使ったのか東武を使ったのかが判定できない)からによるのでしょうか。当駅から交通系ICカードをタッチして乗車すると例えば半蔵門線で大手町まで利用した場合は全線東京メトロを利用したと判断し、北千住~押上間を東武のお世話になっても東武の運賃は引き去らない仕組みになっています。
※箱根登山鉄道線は令和4年10月に運賃改定を予定しています。↑画像は改定前のものです。

南改札口に面白い路線図を見つけました。これは千代田線とJR常磐線の関係を示したものです。東京メトロ的には代々木上からから北千住・綾瀬を経由し当駅(北綾瀬)までが自社線ということを示しています。しかしこの図では北千住駅から綾瀬駅を経由して松戸より先へ至る路線をJR常磐線としています。北千住駅と綾瀬駅はJR線でもあり、東京メトロ線でもあることをそれとなく示していてます。

ホーム内部の様子です。当駅は東京メトロの駅では唯一の片側1面1線構造です。最近はやりのテフロン加工の白い屋根が用いられています。

1面1線ですがその向こう側には綾瀬車両基地への回送線の線路が通っています。あちら側にホームを増設する敷地はなさそうです。

10両編成にも対応していて、時間帯によってはJR東日本所属車輛もやってきます。

令和4(2022)年開催・東京メトロ全駅デジタルスタンプラリーのポスターの古い当駅の画像です。支線開業時の様子ですね。
営団地下鉄時代の様子です

駅番号付与以前、2004年の駅名標です。

環七通りに面した高架駅です。

2004年当時の当駅は千代田線の路線カラーをイメージした塗装が施されていました。


ホームは1面1線。北千住駅~当駅間は複線っぽい配線ですが、実際には単線並列のような格好となっていて、旅客用としては単線。もう片方は回送専用の線路となっています。

なのでこのように10両編成の回送列車がやってきてこの付近で乗務員の入れ替えなどが行われることもあります。
隣の駅@C千代田線
B線:(起点駅)全長24.0km
A線:綾瀬駅C-192.1km
※訪問日:2004年1月5日,2022年7月7日