北海道旅客鉄道株式会社 旭川支社
北秩父別駅■北海道雨竜郡秩父別町六条
深川駅管理の無人駅
令和6(2024)年5月訪問時の様子です
画像調整中です。
令和2(2020)年1月訪問時の様子です
高速道路の脇にポツンと置かれた元仮乗降場の無人駅です。
駅の横の秩父別1丁目踏切の様子です。列車接近放送装置はありませんが、この踏切が鳴動することでそれの代替となっています。
この踏切には「秩父別1丁目」という名称が付与されています。
ホームから踏切を見た図です。
ホームは板張りで、車両1両分が収まる程度の短さです。JR北海道のワンマン列車は運転士横のドアのみ開閉なのでこれだけあれば十分ということが言えます。
この訪問時、ホーム上には待合室が設けられていましたが、令和4(2022)年6月にそれが傾いていることを確認し、この待合室の使用が中止され立入禁止となっています。同年7月26日付北海道新聞の記事によれば秩父別町の固定資産台帳に記載されておらず町有資産ではないらしく、また鉄道事業者の資産でもないということで、駅開業時に地元住民の有志により設置されたセルフ待合室であったとみられます。
その待合室には白地に黒文字で駅名が書かれていました。
建物内部です。電灯はないので、日没時は真っ暗になってしまいますが、ホームに照明があるので、そこまで悲観するほど暗くはなりませんでした。
2020年初頭の当駅時刻表です(クリックで拡大します)。上り深川方面列車は午前中に手厚く、下り留萌方面は夕方に手厚く設定されています。
留萌、砂川、旭川までの運賃がいずれも970円になっています。
平成15(2003)年1月訪問時の様子です
2003年訪問時の駅名標です。2020年訪問時の駅名標と同じ板?
2駅先の真布駅に似た形状の駅です。それもそのはずで当駅も真布駅も1956(昭和31)年7月1日に仮乗降場として開業しているので、同じクオリティなのも納得です。
雪を大きく被った待合室です。この訪問時には待合室の側面に縦書きの駅名標がありました。
駅の近隣には目立った建物は見当たらず、利用者の見込めなさで言えば「真布駅<当駅」なのかなと。
それでも利用者数が1992年時点で8名程度いるとの記録があり、石狩沼田駅・秩父別駅へ出るよりは当駅が便利な利用者が居るということなのでしょうか?それとも秩父別駅からの混雑を嫌いあえて当駅からの乗車を好んでる利用者が多いということなのでしょうか。
※深川駅までの1カ月・高校生用通学定期券は当駅:8,000円(2019/9迄は6,110円)、秩父別駅:6,620円(同5,070円)です。
板張りのホームは訪問した際、キレイに除雪が施されていて、きっと毎朝どなたかが清掃などをしてくださってるんでしょう。
待合室の壁面には味わい深い駅名標が…「ぷ」の表記が良い味を出しています。
待合室内部の様子です。
公衆電話の案内が秩父別駅前となっているのには驚きました。当駅から秩父別駅までは徒歩で2.6キロ35分といったところ。停車列車の本数が少ないので私も秩父別駅から歩いてやってきました。
時刻表…2003年現在の待合室内掲示のものですが、細かい微調整はあるものの2016年12月現在のダイヤと殆ど変っておらず、深川方面は4本、留萌方面は夕方の2本のみの設定となっています。
2003年当時の下り方面列車の部分を接写したものです。その当時の列車は増毛行きで、いずれの列車も東幌糠駅を通過していました。殆ど無い需要かも知れませんが、当駅から東幌糠駅へどうしても列車で行きたい場合は16時18分発の列車で石狩沼田駅で後続の列車に乗り換えるしかありませんでした。。。まぁ行けたとしても東幌糠駅から深川方面へも留萌方面へも列車は終了しています(バスでの脱出は可能でした)。
ちなみに当駅は留萌~深川十字街間の路線バスルートとなっている国道からはかなり離れています。
構内は単線上の1面1線となっています。
<当駅→石狩沼田駅間の踏切施設>隣の駅@留萌線
・(11k200m)当駅11.2km
・(12k055m)秩父別2丁目踏切
・(12k493m)秩父別8条通り踏切
・(13k662m)第5旭川留萌線踏切
・(14k011m)第6旭川留萌線踏切
・(14k410m)石狩沼田駅14.4km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:秩父別駅■2.4km
下り:石狩沼田駅■3.2km
※訪問日:2003年1月3日,2020年1月31日