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北海道旅客鉄道株式会社 旭川支社
北日ノ出駅A33北海道旭川市東旭川町日ノ出
旭川駅管理の無人駅
※令和3(2021)年3月12日で営業終了、閉駅しました

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 旭川市近郊にある無人駅でした。

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 10往復(上下計20本)設定されている旭川駅~当麻駅間の普通列車のうち、上りは6本、下りは4本が当駅に停車していました。上りが午前中に、下りは午後に停車列車が集中しているのは、利用が旭川駅方向に集中しているからなのかと思いきや、平日の朝に訪問した時は7時41分到着の旭川行で私以外に3人が下車し、勤務先とみられる方向へ歩いていく様子が確認できました。

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 駅前の道路はトラックなど交通量が旺盛で、大型車などがひっきりなく行き来しているので、停車列車の本数から想像するような「秘境感」はほぼありませんでした。

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 ホームの横は田畑になっています。

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 コンクリート平板が並んでいて道路からホームまでの足場を確保してくれています。

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 その脇にはブロック積み構造の待合室が設置されていました。

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 中には広告枠付きのベンチが並んでいて、居住性は悪くなさそう?

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 「新世アイスクリーム」の広告ベンチなんてのもあります。令和の世になり、この銘柄のアイスクリームって現存しているんでしょうか?!

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 当駅の待合室は照明器具が備わっているので、日没時間帯でも真っ暗闇の中で列車待ちを強いられるようなことは無さそうです。

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 「良いお酒 花の友」の広告椅子もあります。「花の友」は千葉県の酒造会社さんのようです。

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 当駅から旭川駅までは2019年10月以降適用の運賃で340円となっています。

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 当駅もホームにはコンクリ平板が多用されています。道路上には相変わらず多数の自動車が行き来していて、意外と落ち着きません。

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 構内は単線上の1面1線となっています。

 2007年1月訪問時の様子です 
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 駅番号付与以前の駅名標です。東旭川駅のローマ字表記がなぜかすべて小文字になっていました。

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 距離的な観点では旭山動物園の最寄り駅です、一応。といっても当駅からアクセスを試みるには距離があるのでお勧めしません(旭川駅前からバス利用でどうぞ)。

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 なんせ旭川からの列車の初便到着時刻が14時03分(2014年7月現在、2018年3月のダイヤでは13時44分)では冬季の旭山動物園のメインイベントである「ペンギンのお散歩」に到底間にあいません。

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 もともとは仮乗降場として1960(昭和35)年に設置され、他の仮乗降場とともに国鉄の分割民営化前に駅へ昇格しています。仮なので待合室も超質素で、ブロック積み構造なのがいい味を出しています。

 当駅の周囲は工業団地となっています。当駅はそのアクセス駅でもあったりするのでしょうが、前述の通り旭川からの列車が昼休みが終わるような時間にならないとやってこないので極めて使いにくいのです(個人の感想です)。

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 構内は単線上の1面1線、棒線スタイルの停留場です。

 駅名は当駅の所在地である「日ノ出」から採用されています。当駅よりも早い時期に池北線(→ふるさと銀河線)に「日ノ出駅」があったことから、そこに「北」をかぶせて区別しているようですが、「日ノ出駅」よりも北にあるわけではないのになぜ「北日ノ出」なのかはちょっと謎…まさか「北海道」の頭文字ってことなのか???
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 ところで当駅の駅名標などの漢字表記を見ると「北日の出」とされていて、「の」の一部を剥がして「ノ」へ無理矢理改められていることが解ります。市販されている時刻表を見ても「北日ノ出」が正しいようです。まさか作った後に誤りを見つけ適当に直したのかな?

隣の駅@石北線
上り:東旭川駅A㉜2.1km
下り:桜岡駅A342.9km

※訪問日:2007年1月14日,2019年10月17日