
北海道旅客鉄道株式会社 旭川支社
北永山駅W32北海道旭川市永山町14丁目
永山駅管理の無人駅
令和6(2024)年3月訪問時の様子です

当駅も駅の歴史(昭和22年開業)の割に設備が比較的新しい(古くない)です。というのも当駅は開業時は現在地から600メートルほど下った先の永山町15丁目踏切の上(かみ)手にありました。平成2年に北海道旭川農業高等学校が移転するとそれに合わせて当駅も現在地へ移転しています。当駅から同高校は徒歩でおよそ13分です。
そんな当駅はこの区間に設定されている一部の普通列車ですら通過してしまうため、生徒の動きに合わせた停車列車の設定となっています。

校則に定められている「学校のきまり」によれば以下の通りに定められています。
1 夏季8:35(8:30玄関通過)、冬季8:40(8:35玄関通過)には教室に入り着席が基本です。遅刻が度重なる場合は指導します。送迎の生徒は季節にかかわらず8:30玄関通過となります。これによれば8時30分から40分には着席をしていなければならないようなので、下り列車では8時05分に到着する列車が「遅刻しない便」ということになり、次の8時24分着だとダッシュしてもほぼ遅刻となってしまいい、それ以降は午後まで停車する下り列車はありません。和寒や比布方面からやってくる上り列車の場合は7時57分着の列車が「遅刻しない便」で、これ以降は午後まで列車は停車しません。
2 バスは定刻で8:15までに到着予定の便を利用してください。
それ以降の停車列車ダイヤは下校する生徒の動きに応じた設定となっており、お昼前(午前授業)に下校する生徒のための列車(上り12時台、下り14時台)や、部活をしない生徒向けと逆に部活動をする生徒向けのダイヤが設定されています。通学者向けの駅の割に22時台まで停車列車が設定されているのは疑問ですが。。。

そんな当駅はコンクリ板のホーム床面にプレハブ待合室の平成仕様構造です。前述の通り当駅は平成初期に移転再設置されています。なので通貨列車が多数設定されている寂れた駅を想像してやってくると拍子抜けします。

建物側面には建物の型式とメーカーが記された銘板が貼付されています。これによれば株式会社ナガワ製の「型式31」と商品名(スーパーハウス)と記されています。株式会社ナガワさんは現在もこの製品の取扱いをしておられて、製品の紹介サイトもあります↓
正式には「SH-E31型」というそうで、SHはスーパーハウスの略でしょう。床面積が3坪なので31型なのでしょうか。これで本体価格が税抜60万円。これに消費税や送料などがかかれば都合100万円程度ということで、この手の設備としてはリーズナブルなのかも知れません。それにしてもなんの偶然かわかりませんがこのスーパーハウスのメーカーさんは旭川市永山2条にショールームをお持ちで、まさかそこで買ったのか?!
このスーパーハウス、旭川方の側面を見ると・・・

窓の下にソーラーパネルが貼られています。太陽光で発電し、蓄電した電力で・・・

建物内部の人感センサー付き照明具やホーム内のLED照明の点灯をその電力で賄っているようです。当駅には自動券売機や交通系ICカードの設備はないため、簡単な照明程度の電力はこれで賄えてしまうのでしょうけど、これで当駅に関しては北海道電力の受電設備は不要となり、涙ぐましい経営努力です。
※踏切設備の電力は駅と別系統なためほくでんからの給電を受けています。

旺盛な通学需要を捌く駅頭の様子です。当駅の利用者数は1日平均150人程度のようで、前述の高校の生徒数からすると少ない利用者数ですが、生徒全員が鉄道での通学というわけでもないでしょうし、こんなものでしょうか。

運賃表です。当駅から主要駅までの鉄道とバスの運賃比較は以下の通りです。
旭川駅から旭川駅までの普通運賃でJRがバスより120円も安いです。往復すれば240円の違いは通学費用を負担する家計を考えれば決して小さくなく、これがこれだけ列車本数が少なくとも当駅の利用者数が安定的に三桁を計上している理由なのかなと。
JR北海道:360円(通学・高1カ月:8,690円)
道北バス:480円(通学・高1か月:不明)


構内は単線上の1面1線です。
<当駅→南比布駅間の踏切施設>隣の駅@宗谷線
・(11k980m)当駅11.4km
・(11k457m)永山町14丁目踏切
・(11k902m)永山町15丁目踏切
・(12k474m)永山町16丁目踏切
・(13k756m)石狩川取水口道路踏切
・(14k740m)南比布駅14.7km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:永山駅W312.1km
上り:南比布駅W333.3km→比布駅W345.7km
※訪問日:2025年8月6日