
西日本旅客鉄道株式会社 中国統括本部岡山支社
清音駅V06岡山県総社市清音上中島185番地2号
JRW:倉敷駅管理の無人駅
IBT:業務委託駅
🆋JR線利用時はICOCAの駅

現在は総社市の一部ですが、2005年までは清音村(きよねそん)の役場最寄り駅だったようです。伯備線は倉敷駅を出て7.3キロでようやく最初の駅となります。当駅は1999年に開業した井原鉄道井原線の分岐駅でもありますが、後述の特殊事情により起点駅ではありません。

建物には1924(大正13)年11月竣工を示す建物資産標が貼付されています。1925年2月に開業した当駅ですが、駅舎はその前年から竣工していたことを示しています。

2021年3月からJR駅舎への社員配置が終了し無人駅扱いとなっています。窓口は封鎖され、券売機が2台稼働しています。

JR線の運賃表です。

簡易型自動改札機が稼働していて、交通系ICカードの利用にもしっかりと対応しています。

当駅には駅スタンプが設置されていましたが、駅業務の無人化により役割を終え、押印できなくなりました。その旨を知らせる案内が掲示されています。

当駅には東側にも出入口が出来ました。駅前広場が整備され小奇麗な東口は2010年に運用を開始しています。

もともと井原鉄道線利用者向けの自由通路として機能していたようです。

JR線向けの構内跨線橋とは別個に設けられています。

倉敷方に設けられている自由通路にはエレベータが設けられています。

2番・3番のりばホームにも簡易型の改札機が設置されています。

当駅にはJR伯備線の他に井原鉄道の井原線が乗り入れています。駅名標は自社オリジナルデザインのものが掲示されています。

JRの2・3番のりばの倉敷方にはこのように中間改札が設けられていて、係員による出改札業務が行われています。

井原鉄道のホームです。待合室が完備されています。

ホーム上には鉄道電話が設置されていて、3k404mのキロ程が記されていました。これは総社駅からの距離のようです。
井原鉄道はもともと現在の吉備線(愛称:桃太郎線)を延伸する計画の路線で、総社・清音を経由して福山へ至る目論見があったんだそうです。そんな経緯から正式な起点は総社駅となっていて、倉敷方面への利便性を捨てて総社駅との結びつきを重視しています。その名残りなのか、井原鉄道とJR西日本のコラボ商品として岡山駅への割引きっぷが制定されていて、その経路が清音・倉敷の乗り換えルートの他に総社駅での桃太郎線ルートも選択可能になっています。また、鉄電ボックスの記載キロ程が総社駅からの物になっはもともとているのはそういう事情だからのようです。

JR線のホームは単線上の1面2線となっています。
。
井原鉄道管理区分の令和7年

木造駅舎はJR西日本の管理で、その駅舎の右側には井原鉄道の開業に合わせて整備された昇降機完備の跨線橋があります。この跨線橋の出入口頭上には「井原鉄道清音駅」の看板が輝いています。

井原鉄道の駅名標です。2021年撮影時の同じ駅名標と見比べると、「ナラムラ」の文字が追加されていることに気付きます。訪問時は何のことかわからなかったのですが、これは地元の企業・株式会社ナラムサさんが取得した命名権を行使しての名称付与なんだそうです。
総社市清音に所在している楢村さんが社長さんを務める企業さんのようです。

のりかえ口と称している井原線の改札口です。JRの当駅は無人駅ですが、ナラムラ清音駅は有人駅で、この先の出入りは井原線に有効な乗車券類か当駅発行の普通入場券が必要です。

当駅~総社間はJR線・井原線いずれも同じ線路を共用していて運賃も同額であるものの、あくまでも別個の扱い(りんくうタウン~関西空港間も同様)なので、JRの乗車券類(ICOCAや青春18きっぷ含む)で井原線の列車で総社駅までは利用できません(逆に井原線フリーきっぷで伯備線列車も利用できないことになっています)。
上り:倉敷駅V057.3km
井原鉄道管理区分の令和7年

木造駅舎はJR西日本の管理で、その駅舎の右側には井原鉄道の開業に合わせて整備された昇降機完備の跨線橋があります。この跨線橋の出入口頭上には「井原鉄道清音駅」の看板が輝いています。

井原鉄道の駅名標です。2021年撮影時の同じ駅名標と見比べると、「ナラムラ」の文字が追加されていることに気付きます。訪問時は何のことかわからなかったのですが、これは地元の企業・株式会社ナラムサさんが取得した命名権を行使しての名称付与なんだそうです。
総社市清音に所在している楢村さんが社長さんを務める企業さんのようです。

のりかえ口と称している井原線の改札口です。JRの当駅は無人駅ですが、ナラムラ清音駅は有人駅で、この先の出入りは井原線に有効な乗車券類か当駅発行の普通入場券が必要です。

当駅~総社間はJR線・井原線いずれも同じ線路を共用していて運賃も同額であるものの、あくまでも別個の扱い(りんくうタウン~関西空港間も同様)なので、JRの乗車券類(ICOCAや青春18きっぷ含む)で井原線の列車で総社駅までは利用できません(逆に井原線フリーきっぷで伯備線列車も利用できないことになっています)。
<当駅→総社駅間の踏切施設>隣の駅@V伯備線
・(7k330m)当駅7.3km3.4km
・(7k617m)軽部踏切※IBT線と共用
・(7k786m)上軽部踏切※IBT線と共用
・(8k073m)旧国道踏切※IBT線と共用
・(8k394m)柿の木二踏切※IBT線と共用
・(8k674m)柿の木四踏切※IBT線と共用
・(8k891m)常盤踏切※IBT線と共用
・(9k769m)三輪一踏切※IBT線と共用
・(10k027m)三輪五踏切※IBT線と共用
・(10k260m)三輪七踏切※IBT線と共用
・(10k535m)溝口踏切※IBT線と共用
・(10k670m)総社駅10.7km0.0km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:倉敷駅V057.3km
下り:総社駅V073.4km