koboro
北海道旅客鉄道株式会社 函館支社
小幌駅H45北海道虻田郡豊浦町字礼文華
豊浦町管理の無人駅(管轄:長万部駅)

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 トンネルとトンネルの間にある存在意義を考えさせられる「哲学的な駅」です。

 当駅へ通じる歩道や道路は無く、到達するにはJRを利用する以外に不可能という摩訶不思議な駅です。それでいて「ドラえもん海底ワールド」のような娯楽施設があるわけでもなく、あるのは保線用の施設のみ。

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 構内は2面2線でホームは対向式になっています。跨線橋はなく、時間帯によっては特急などの通過列車が高速で走り抜けていき、とても怖い。。。

 停車列車本数が極めて少ない事から、降車目的でやってくる鉄道マニアが多いのも特徴です。楓駅ほど停車本数が少なくなく、張碓駅のようにまったく近づけないわけでもないのも魅力の1つのようです。

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 JR北海道は利用者が極めて少ない駅を廃止対象にして、次々と時刻表の駅名欄から消し去っていますが、楓や旭浜や東幌糠は無くなっても、当駅は廃止を免れています。その理由は…実は当駅は雪が無い時期になると魚釣りや山菜採りを目的としたレジャー利用が少なからずいらっしゃるようです。言われてみれば廃止になった駅達にはレジャー目的での降車は考えにくく、なるほどと考えてしまいます。

 なお当駅を訪問した1999年当時、駅の周囲にある貧弱な小屋に住み着く男性がいらっしゃり、時間をつぶしている間にいろいろ話ができました。人里離れた地に居ながらも、ラジオがあるおかげで意外と情報には精通していたり、その方が実は横浜市保土ヶ谷区ご出身だったりと。。。wikipedia日本語版によればその方は2007年に死去されたそうです。

隣の駅@室蘭線
上り:静狩駅H466.9km
下り:礼文駅H446.1km

※訪問日:1999年1月17日
 JR北海道わがまちご当地入場券購入日:2017年8月26日(No.1155)