東日本旅客鉄道株式会社 横浜支社
国道駅JI02神奈川県横浜市鶴見区生麦五丁目12番14号
鶴見線営業所管理の無人駅
🆋Suica(首都圏エリア)の駅・横浜市内の駅
古さ満点で有名な駅です。鶴見線と国道15号(開業当初は国道1号)の交差部に設けられています。設置当時は鶴見臨港鉄道が1930年に設けた駅で、この鶴見臨港鉄道が名付けた駅名がそのまま現在まで引き続いて使われています。
鶴見臨港鉄道的には「国道といえば国道1号であり、ここのこと」ということで問題は無かったのでしょうけど、、、ちなみに所在地は鶴見区生麦五丁目となっています。↑は国道15号に面している出入口ですが、当駅にはもう一つ出入口があります。
こちらは国道15号側とは逆側の「生麦魚河岸通り(旧東海道)」に面していて、ご覧の通り路上駐輪が目立つダウンタウン的な存在の出入口となっています。
当駅には中2階的なフロアがあり、このように窓まで設けられています。ここが現役で人の出入があるとは考えにくいのですが、旧鶴見臨港鉄道が鉄道高架下を賃借していたのかも知れません。
国道駅といえばこのレトロな雰囲気。といっても利用者サービスとして現代的な飲料自販機やICカード改札機も見え隠れしていて、必ずしもレトロ一辺倒というわけではありません。
2019年訪問時、改札周りのテナントが入っていたであろう付近は板が打ち付けられていて、今後ここが劇的なリフォームでもしない限り、新規でテナント募集はしないのかも知れません。
とはいえ、訪問時点でもしっかりと店舗テナントはあります。
また、トイレもしっかりと設置してあります。もちろん定期的に清掃が入っていて、古くても清潔です。
このトイレの設置が昭和4(1929)年とあって、鶴見臨港鉄道が当駅を開業させた前年から存在していたことになっています。
駅は古いけど、改札システムは最新型。ICカードSuicaが当然のように使えます。
残高不足の場合は当駅の自動券売機でチャージも可能です。
この運賃表のを見て「あれ?武蔵小杉より先なのに新川崎の方が安いって?」って思う人もいらっしゃるかも知れません。
新川崎駅がある横須賀線線路(東海道線品鶴支線)は書類上は鶴見駅で分岐していて、運賃計算上の経路は「当駅(鶴見線)鶴見駅(品鶴線)新川崎駅」となっています。実際に向かう場合の最短経路は「当駅(鶴見線)鶴見駅(京浜東北線)横浜駅(横須賀線)新川崎駅」で運賃160円となりますが、もっと手早いルートとして「当駅(鶴見線)川崎駅(南武線)鹿島田駅(徒歩)新川崎駅」で170円という裏技も。。。
改札を抜けると、乗り場へは階段を登ります(バリアフリー?そんな概念は当駅にはありません)。
当駅は上下線でホームが異なるので、鶴見駅へ向かうホームへはこのような中2階踊り場通路を通ります。
階段の途中にはこんな看板も。
確かに当駅は曲線上にあります。
1両20メートルで4つドア車両の鶴見線なので、ご覧の通りドアとホームの間にかなり広い隙間が発生し、乗り降りはかなり危険が伴います。歩きスマホでの乗り降りは特に気をつけましょう。
危険といえば撮り鉄さんにも注意を促す看板があります。当駅は危険がいっぱい?!
構内は複線上の2面2線です。
2004年11月訪問時の様子です
駅番号貼付以前の駅名標です。
鶴見線の高架下、国道15号線の脇にひっそりとたたずむ駅です。
国鉄時代からロクな設備投資をせずに月日が経過と言うわけではないのでしょうけど、何時の間にかレトロな雰囲気を醸し出すくらい風情が印象的な駅になっていました。列車から降りて改札口へ向かうと…
テレビか映画のロケセット?と思わせる高架下の風情。
ホームはカーブ上に設けられていて、列車停車時は一部の扉とホームの間がとても広く開いてしまうため。。。
このような注意書きが掲示されています。
また、海が近いことからこういう案内も…。
構内は複線上の2面2線。前述の通り列車とホームの間が一部で広く開いているところがあるので、列車が到着すると警報音が鳴動します。
<当駅→鶴見小野駅間の踏切施設>隣の駅@JI鶴見線
・(0k880m)当駅0.9km
・(1k489m)鶴見小野踏切
・(1k520m)鶴見小野駅1.5km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:鶴見駅JI010.9km
下り:鶴見小野駅JI030.6km
※訪問日:2004年11月18日,2019年4月13日