北海道旅客鉄道株式会社 函館支社
駒ヶ岳駅H65北海道茅部郡森町字駒ヶ岳
森駅管理の無人駅
令和6(2024)年7月訪問時の様子です
※画像調整中
当駅が登場する動画です↑
平成28(2016)年1月訪問時の様子です
↑下り方の隣の駅が東山となっています。
ローマ字の「A」の字っぽい装飾が北海道駒ヶ岳の山並みを連想させる印象的な駅舎です。この駅舎は1988(昭和63)年に建てられたものです。真ん中の窓の下から黒い線が隣の窓のひさしを経由して左側へ延びていますが、これはテレビアンテナケーブルで、左側の金網に据え付けてあるUHFアンテナ(函館方向を向いています)で地上デジタル放送を受信していて、詰め所内のテレビ視聴に供されています。
駅舎の反対側(線路側)にも三角型の装飾が施されていています。駅名と地名は「駒ケ岳」。「ケ」の文字は「ヶ」でないようです。
駅前には「忠臣服」なるホーロー看板が掲げられた倉庫が見えます。「忠臣服?」とって思って調べると、学生服メーカーのようです。岡山県倉敷市に本社を持っていた会社のブランド名とのことで、西日本を中心に看板を展開していたようですが1969(昭和44)年に会社が倒産しているそうです。看板はそのまま存置されて現在に至っています。といってもこの倉庫が学生服販売をしていたようにも見えず、なぜ岡山県の被服会社がこの山奥の駅前に看板を出していたのか、謎が謎を呼びます。
駅前広場の様子です。この広場近くには幼稚園や郵便局があり、さらにその周辺には駒ヶ岳エリアの住宅地が広がっています。
駅構内や列車内からは防雪林などであまりきれいに見えない駒ヶ岳ですが、当駅から10分程度歩くと広がる田畑から見ると左右に雄大に広がる姿が拝めます。これは一見の価値が十分にあります。
駅舎建物の3分の1は旅客向けの待合室になっています。4人分のベンチがあり、その横には冬季のみ除雪機械が据え置かれています。当駅は無人駅ですが冬季は除雪要員さんの詰め所があり、待合室頭上の排煙パイプがその詰め所のストーブからの暖気を僅かに旅客用待合室にもたらせてくれます。
消費税8パーセント時代の運賃表です。函館までは740円、3月26日以降は新函館北斗駅となった渡島大野駅までは360円となっています。
名所案内には駒ヶ岳が活火山であると書かれています。山頂まで3時間とありますが、火口付近は現在も登山そのものが禁止されているので、事前に情報をしっかりと確認してください。
跨線橋から望む森駅方向の様子です。中線がある広い構内です。
ホームは北海道内ではよくある互い違い構造。通票のやり取りを行っていた有人駅時代の名残りのようです。
跨線橋は通路幅があまり広くなく、またトタン構造がむき出しの事務的構造。
2番線側にも出入り口があります。
といっても正式な出入り口ではないのか、雪に覆われているのでわかりにくいですが、ここからしばらくは砂利道で2分程度進むとようやく舗装道路に出ます。さらに進むと交番がある国道5号線に出ます。函館バスの「駒ヶ岳駅前通」バス停はこちら側の国道5号線沿いにあります。函館方面と長万部方面のバスが1日4往復ずつ運行されていますが、元日は全面運休するのでご注意ください。
構内は単線上の2面2線。普通列車のみが停車します。
<当駅→東山駅間の踏切施設>隣の駅@函館線
・(36k820m)当駅31.7km
・(37k260m)小中野踏切
・(39k006m)加藤踏切
・(40k130m)東山駅40.1km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:赤井川駅H664.8km
下り:東山駅H64(閉駅)3.6km→姫川🚦H637.7km→森駅H6213.0km
※訪問日:2016年1月1日,2024年7月5日