
西日本旅客鉄道株式会社 岡山支社せとうち地域鉄道部
金光駅■岡山県浅口市金光町占見新田335番地2号
新倉敷駅管理の直営駅
★ICOCAの駅

1901(明治34)年開業で、翌1902年に竣工した駅舎が令和がスタートした現在でも現役で頑張っている駅です。

明治35年竣工を示す建物財産標は駅舎出入口頭上に貼付してあります。

当駅は金光教団の本拠地の最寄り駅です。金光教は1859年(明治元年の少し前)にスタートした比較的新しい宗教で、当駅が存する金光町(現浅口市金光町)はこの宗教の本拠地があることから名付けられた地名なんだそうです。

そんな当駅は金光教の祭事のためにやってくる団体臨時列車を捌くために臨時ホームが設けられていました。構内の案内図を見るとその臨時ホーム部分が記されています(グレーで塗りつぶされている部分がそれ)。また、団体専用出入口があったことが示されています。
その団体専用出入口ですが、当駅南口開発事業のために浅口市が土地を買い取り、旧4,5番線の敷地をロータリーなどに転用する工事が進められています。

神戸方の跨線橋は臨時出入口へ続く部分が撤去され、またホームも撤去されています。

跨線橋から見た旧臨時口の様子です。

正面駅舎内の様子です。自動改札機が並んでいます。

当駅からの運賃表です。

こちらは下関方の跨線橋です。「鉄道院」の文字が見えます。

ちなみに構内跨線橋に貼付されている建物財産標は明治39(1906)年製で、駅舎と比べるとそれほど古くありません(といっても明治時代の代物ですが)。

そんな当駅の構内は複線上の2面3線。2番のりばは快速列車の接続退避に用いられることがあります。