
東海旅客鉄道株式会社 東海鉄道事業本部飯田支店
小和田駅■静岡県浜松市天竜区水窪町奥領家44番地
中部天竜駅管理の無人駅

駅名の「小」の字を「こ」ではなく「お」と読み替えると今上皇太子妃殿下の旧姓と同じ書き方になるということでご成婚前後は大変話題になった駅です。


ご成婚というおめでたい出来事に便乗して「恋成就駅」というポールが建立。ぜひあやかりたいところです。そこらあちこちに恋愛にちなんだスポットがあります。

自動車ではアクセスができないという尋常性もあいまって現在もハイキングを目的として訪れる人は少なくないようですが、周囲には人家が無いのかといえばそうでは無さそうで、実際に民家1件が当駅の下付近に存在するようです。前述の通り、自動車でのアクセスが不可能に近いので貴重な利用者ということになります。

昔は旧国鉄の官舎が周囲にあったらしいですが。。。

駅舎内にはこんな表記が残っていました。当駅は以前まで駅員が配置されていたということでしょう。調べると飯田線がCTC管理化された頃の1983(昭和58)年に無人化されたんだとかで。

当駅は静岡県に立地してはいるものの、静岡・長野・愛知の県境付近にあるんだそうで、ホームには県境を示す案内があります…

…が、実際の3県境は少々離れているようです。

古さを売りにしている当駅なので、古さが染み込んだ駅名標が旅情を誘います。

古いのは駅名標だけではありません。敷地内のトイレもこれまたえらく古いです。その向こうにキリンの自販機がありますが、訪問当時は新しかったです。

飲めない水が流しっ放しに…これは凍結を防止するためのようです。


訪問した2005年当時の構内は2面2線。列車行き違いも出来る構造でした。


2008年1月に旧2番線ホームは閉鎖され、2番線側の線路が撤去されてはいますが、旧ホームはそのまま残っています(立ち入りは出来ません)。
上り:大嵐駅■3.0km
下り:中井侍駅■4.0km
※訪問日:2004年3月25日