
東急電鉄株式会社 自由が丘管内
九品仏駅OM11東京都世田谷区奥沢七丁目20番1号
自由が丘駅管理の有人駅
🆋PASMOの駅

等々力駅と同様、複線上の上下線に挟まれて駅舎が設置してある駅です。等々力駅と違うのは、駅舎のデザインが駅舎っぽくなく、まるで一戸建て住宅のような雰囲気なところ。
当駅の所在地は世田谷区奥沢七丁目。奥沢という土地には当駅のほかに三丁目に目黒線の奥沢駅があり、歩いておよそ15分。電車で行くとなると自由が丘と田園調布で乗り換えるか、大岡山で乗り換えるか…するくらいなら歩いたほうが早くて便利かも知れません(除く、荒天時)。

当駅は駅前広場や駅舎付近に膨らみが無く手狭感が否めませんが、ホームの自由が丘駅寄りは多少膨らんでいて、敷地に余裕があります…といっても他の駅では普通といった感じで、やはり狭いですが。

駅舎や駅前に場所が確保できない事情があるので、当駅のお手洗い(トイレ)はホームに設置されています。ホームへトイレを設置する例は東急でも他駅に多々ありますが(例:梶が谷、たまプラーザなど)、島式ホームの真ん中に設置されている例は当駅ぐらいでしょう。新しい上に東急のトイレは他社のトイレと比較してもとてもキレイなので好感度が高いです。

九品仏駅といえば「ドアカット」。大井町線の各駅停車は5両編成ですが、当駅の両端に踏切があり、交通量が少ない側の二子玉川寄り踏切にかかる車両のドアを開けない措置を行っています。東急では戸越公園駅や菊名駅でもこのようなドア非扱い措置を実施していましたが、いずれもホーム延伸で解消され、現在ドア非扱い実施駅は当駅のみとなっています。

当駅の二子玉川・溝の口寄りには踏切を挟んでこのような車掌用のステージがあり、車掌さんはここから前方を目視して安全確認を行います。1両目付近のために監視用モニター画面もあり、かなり本格的です。

停車時にドアカット車両がかかる踏切は一方通行で、それほど交通量は多くなく…といっても全く無いわけではなく、また停車中も踏切の警報音は鳴り続けるので、近隣の住宅は結構大変かもしれません。遮断機が降り切ったら音量が多少下がるよう工夫はされているようですが。
ドアカットの様子など、動画にしたのでよろしければご覧ください(再生時、音が出ます)。
※2007年の様子

前の前のデザインの駅名標です。当時は路線カラーではなく会社カラーの駅名標でした。駅番号はありません。

もちろんドアカットは当時も健在。

ホームの二子玉川寄り部分はコンクリートではなく木造です。

車掌台のフェンスがこのときは鉄パイプの組み合わせでした。


構内は1面2線で、各駅停車のみが停車する駅です。

2002年の当駅は現在と建物そのものは変ってませんが、微妙にデザインが異なっています。
隣の駅@OM大井町線
上り:尾山台駅OM120.7km
下り:自由が丘駅OM100.8km
※訪問日:結構あります。