東日本旅客鉄道株式会社 千葉支社
松尾駅■千葉県山武市松尾町五反田1955番地
成東駅管理の業務委託駅(委託先:株式会社JR東日本ステーションサービス)
🆋Suica(首都圏エリア)の駅
重厚な木造駅舎が現役で活躍している駅です。1898(明治31)年の開業時に建築された瓦屋根&木造駅舎は一見の価値があります。もちろん千葉県内では最古のようです。
かつての繁栄をしのぶことができる広い駅前の様子。客待ちタクシーの他に送迎の一般車両も停車できる広さを誇ります。バスの発着もあり、駅前からは芝山千代田駅~当駅間の「芝山ふれあいバス」が発着しています。
駅の周囲は商店がチラホラあり、その周囲を住宅が囲んでいる感じです。
訪問した2006年には国鉄様式の駅名標が設置されていました。当駅から徒歩1分、アクセス便利なこの「藤松旅館」は1泊素泊まり3700円とリーズナブル。
その旅館の目の前には公園があり、みこしを担いだお子様の銅像がありました。
当駅があるエリアは成田空港まで道路交通でショートカットできる立地にあります。
駅舎内も見事なまでに木造テイスト満載。
券売機と窓口の稼動は9時20分から16時30分までとなっていて、それ以外は乗車駅証明を持って下車駅清算となります。
毎月1日の朝に当駅を自主清掃する活動があるようです。当駅が古い割りに清潔を保っているのはこういう努力の賜物なのでしょう。ありがたいお話です。
自動券売機で発売可能なエリアを示す運賃表です。これによれば、、、
当駅から比較的近い場所にある成田空港ですが、鉄道利用の場合は佐倉駅~成田駅を経由するルートを通ることから割高な運賃設定(970円)になっています。これに対し当駅の近隣(駅前ではありません)から発着している空港シャトルバスを利用すると…
なんと300円ですよ。交通系ICカードを使えばさらに安くなり、また早朝5時台から設定があり6時台発の国内線利用にも十分利用ができるという利便性もバッチリだったりします。
1898年製の建物ですが交通系ICカード(Suica)に対応した簡易改札機が設置されている改札口から構内を覗くとこれまた古そうな待合室が見えます。壁面に設置のホーロー板の駅名表が掲げられていて歴史を感じさせます。
当駅のホームは駅舎に面している側が2番線、その向こう側が1番線を名乗っています。何か事情でもあるんですかねえ。
ホーム側から見た改札口の様子です。
瓦屋根の駅舎と屋根なし跨線橋、、、鉄道模型の田舎の風景のモデルなのではと思ってしまう見事なロケーションです。
跨線橋の上から成東・千葉方面を見た図です。よく見ると左側の待合室の更に右側に倒壊防止用のつっかえ棒があり、これで建物を支えていることがわかります。これが無いとドリフのコントのように横転することがあるんでしょうかねえ。
この待合室も駅舎程ではないもののそれなりに歴史は古そうです。
1番線ホーム上の待合室内設置のゴミ箱です。旧国鉄が分割民営化したころのJR東日本のキャッチコピーが書かれています。
1番線ホーム側から駅舎を見た図です。
ここに書いてある「航空科学博物館 西北15キロ」って成田空港に近接しているあの施設ですよね?前出の成田空港行きシャトルバスでもアクセスは可能です。
当駅は両国駅を発着とする自転車持込可能列車(B.B.Base)の降車可能駅となっていて、専用の降車ゲートが設けられています。当駅から自転車で銚子駅まで走行し、銚子駅から同列車で領国へ戻るルートが設定されているようです。
構内は単線上の2面2線で、駅舎側の2番線が銚子方面、1番線が佐倉・千葉方面の列車が発着します。
<当駅→横芝駅間の踏切施設>隣の駅@総武線
・(81k860m)当駅82.5km
・(82k127m)八石第一踏切
・(82k343m)八石第二踏切
・(82k778m)猿尾第一踏切
・(83k025m)東猿尾踏切
・(83k312m)西猿尾踏切
・(83k544m)生子宿踏切
・(83k890m)八田第一踏切
・(84k127m)東八田踏切
・(84k644m)琴平踏切
・(84k760m)馬喰踏切
・(85k040m)上町踏切
・(85k516m)下町踏切
・(85k839m)第一千葉銚子街道踏切
・(86k100m)横芝駅86.8km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:成東駅■5.6km
下り:横芝駅■4.3km
※訪問日:2018年8月23日