
東日本旅客鉄道株式会社 長野支社
みどり湖駅■長野県塩尻市大字上西条176番地
塩尻駅管理の無人駅
🆋Suica(首都圏エリア)の駅

道路上に忽然とある、あまり存在感のない駅です。↑の画像をパッと見て、どこに駅があるのかご理解いただきにくいかと。画像左側の緑色の屋根が駅です。また、中心から少し右側に駅名を記した看板が建っています。

ダイドードリンコ社とコカコーラ社の自販機の脇にある階段は岡谷・上諏訪・甲府・新宿方面の上り列車が発着するホームへの階段です。当駅は上下線で出入り口が分離しています。いわゆる「駅舎」は無く、上下線ホームにそれぞれ待合室があります。

こちらは塩尻・名古屋・松本・長野方面の下り線ホームへの階段です。こちら側には飲料の自販機がありません。屋根と駅名を記した文字盤の色が緑色なのは駅名と関係があるのでしょうか。

当駅にはトイレ設備は無く、この画像の横断歩道を渡った奥にある公園にある公衆トイレがその代替として使用できるようにはなっていますが、あくまでも公園施設なので。。。
当駅の駅名の由来となっている「みどり湖」は当駅から歩いておよそ30分弱の位置にある人造湖で、中央道のパーキングエリアの名称にもなっています。近隣には温泉があるなど、手軽に行けるレジャー地として地元ではちょっと有名?といっても当駅の近隣にそういう雰囲気はほとんどなく、見事なまでの住宅街となっています。鉄道駅前とは思えないほどに駅前の風情はありませんが、それもそのはずで、当駅は1983(昭和58)年に開業した、中央線では比較的歴史が浅い駅。宅地の中に忽然と線路ができたという感じなのかも知れません。

岡谷~当駅~塩尻間は岡谷~塩尻間をショートカットと複線化することを目的として建設された新線区間の中にある駅で、旧線の仮乗降を取り扱っていた東塩尻信号場(小野~塩尻間にあった信号場)の代替としての役割も持っているようです。
※旧東塩尻信号場は当駅から徒歩でおよそ15分、遺構が残っていてマニア的な見どころはあります。

下り線ホームの岡谷寄りに建立されている当駅開業記念碑。
上下線いずれのホームにも公道と繋がる階段の屋根と一体化している待合いスペースがあります。

正直、それほど広いとは言い難い待合室ですが、これでも寒いときは非常にありがたい設備だったりします。

数席の椅子が並ぶ待合室ですが、上りホームの待合室には…

近隣の私立高校生が書きあげた振り込め詐欺対策の標語が掲示されています。余談ですが当駅とは無関係の当ブログ筆者元カノの親が騙されて300万円を振り込んだのを思い出しました。。。。皆さんもこの手の詐欺事案にはじゅうぶん気を付けましょう。

駅としての設備は意外とシンプルで、待合い設備以外にはホーム屋根はなく、その他で雨風をしのぐ際は公道の高架下ぐらいしかありません。


構内は複線上の2面2線。上下線をつなぐ渡り線は無く、「停留場」にカテゴライズされるスタイルの駅で、普通列車のみが停車します。
↑当駅を通過する特急スーパーあずさ(当方撮影)
<当駅→塩尻駅間の踏切施設>隣の駅@中央線
・(230k760m)当駅218.2km
・この区間には踏切はありません。
・(234k670m)塩尻駅222.1km
東行方面:岡谷駅■7.8km
西行方面:塩尻駅■3.9km
※訪問日:2015年1月2日