東海旅客鉄道株式会社 東海鉄道事業本部
三河塩津駅CA48愛知県蒲郡市竹谷町油井40番地5号
蒲郡駅管理の無人駅
🆋TOICAの駅
※平成29(2017)年9月まで蒲郡駅管理の業務委託駅(委託先:株式会社東海交通事業)
2020年3月訪問時の様子です
蒲郡競艇場が近いことから開業した駅です。開業年月日は1988(昭和63)年11月16日と比較的新しいく、駅名の「塩津」は蒲郡市と合併する前の当地の村名「塩津村」に由来しています。
南口の様子です。
駅前には墓石のような「蒲郡市民憲章」が・・・。
線路を挟んだ反対の山側は北口です。南北の自由通路(歩道橋)は駅舎の一部にはなっておらず別建てになっているところが勿体ないところ。。。
こちら側は住宅が密集しています。
駅の周囲に何があるかを示す「市街部公共施設案内図」がJR改札外コンコースに設けられています。
改札口はご覧の通り自動改札機が2通路分がコンパクトに設けられています。窓口部は2017年の無人化に伴いシャッターが下ろされています。以前は3通路分あったはずですが、、、
改札機の脇の柱には建物資産標が貼付されています。1988(昭和63)年11月・・・分割民営化後の竣工なので生粋のJR東海っ子ということが言えます。
当駅から1,690円区間までが表示された運賃表です。
改札口を抜けた後のコンコースですが、見事に手狭。後述のプラットホームも狭く、改札手前の椅子に座って待つのが一番かも知れません。
なにせ1988年まで駅がないところに無理やりホームを設けたという事情なので、ホーム設置に供することができる敷地はそれほど広くありません。
それでも山側の上りホームはまだ敷地に余裕があるのか、階段付近は多少広いですが、名鉄電車の線路の真横となる下りホーム側はそんな余裕すらありません。一応ベンチはありますが、列車通過時や荒天時はかなりスリリングだったりします。
構内は複線上の2面2線です。
当駅は隣接して名鉄蒲郡線・蒲郡競艇場前駅があります。1968(昭和48)年に開業したJR三河塩津駅よりも歴史がある駅ですが、JRの駅が開業してからは利用者が減ってしまっている不遇な駅でもあります。その不遇な理由はなんといっても蒲郡駅までの運賃。名鉄が170円に対し、JR東海は150円。お金にシビアなギャンブル好きの皆さんにとっては往復40円であってもケチりたいところでしょう。
JR駅舎から望む名鉄駅構内の様子です。
名鉄の改札口はご覧の通りで自動改札機がありません。名鉄蒲郡線はmanaca等の交通系ICカード利用の対象外なんだそうです。券売機でも利用することができません。
名鉄の改札口からJR改札口までは屋根付きの階段でアクセスが可能になっています。
名鉄的当駅は単線上の1面1線。真っ赤な名鉄電車が日中は30分おきに行き来しています。JR線もそれほど停車本数が多くないですが、蒲郡駅までのアクセスだけを考えた場合、名鉄とJRで合わせると結構な本数になり便利かもしれません。といっても前述の通りJR線と名鉄線は蒲郡駅までの運賃が異なっているので、JRのきっぷで名鉄に、名鉄のきっぷでJRにということはできません。
平成18(2006)年3月訪問時の様子です
駅番号付与以前の駅名標です。
2006年当時の南口の様子です。画像手前に伸びる階段の右側に公道がありますが、その敷地に2008年3月に横断歩道橋が設けられたことにより、その敷地に転用され、踏切もろとも廃止されています。
当駅の海側には名古屋鉄道蒲郡線の蒲郡競艇場前駅があり、まるで同じ駅のように寄り添って設置されています。
JRの建物にもご丁寧に名鉄線の駅名が書かれていて、呉越同舟ぶりを垣間見ることができます。
蒲郡駅から名鉄で蒲郡競艇場前駅までは170円、同じく蒲郡駅からJRで三河塩津駅までだと150円。いずれも運転本数は日中1時間に2本程度となっています。
名鉄蒲郡線はmanaca/TOICAを含むICカード乗車券が使えません。
名鉄的蒲郡競艇場前駅は1面1線。無人駅です。
JR三河塩津駅は橋上駅で改札口は1箇所。
路線開業後に追加設置された駅なのでホームの幅が狭く、また改札口が蒲郡寄りに1箇所しかないので、列車が高速で通過するときはちょっと怖いかも。
当駅はホームが8両以上に対応していないことから、豊橋駅からほぼすべての駅に停車していた定期列車時代の下り大垣行「ムーンライトながら」は前身の夜行普通列車時代から当駅には停車していませんでした(尾頭橋駅も同様の理由で通過していました)。
JR的構内は複線上の2面2線。普通列車のみが停車します。
隣の駅@CA東海道線
上り:蒲郡駅CA472.3km
下り:三ヶ根駅CA492.6km
※訪問日:2006年12月21日,2020年3月10日