
北海道旅客鉄道株式会社 鉄道事業本部千歳地区
南千歳駅H14北海道千歳市平和1388番地2号
千歳駅管理の直営駅
🆋Kitaca(札幌・旭川エリア)の駅

美々駅と同様、駅周辺には商店などはありませんでしたが、2005年5月に隣接するかのごとくオープンしたアウトレットモール「レラ」がこの駅の様相を少し変えました。週末ともなると数多くの買い物客で賑わいを見せることも。駐車場も完備しているので鉄道旅客だけではなく自動車での来場も多いようです。おかげで当駅が空港直結ではなくなってからレラがオープンするまで1基しか設置が無かった自動券売機も現在では倍増しているそうです(画像は1基時代のもの)。

なお国道側の出入り口は極めて質素な階段のみ。

登りきったところには寒さ対策の扉が設置されています。
当駅は通過する旅客列車がありません。石勝線の夕張・帯広方面へ、空港方面から苫小牧方面へのジャンクションとしての機能も相変わらずで、乗り換え客も入れると利用客はかなりの数に及びますが、乗降客数のカウントは改札を出入りする人を数えているので、利用客数には反映されないようです。

駅入り口に設置されている看板には北海道とは無縁の103系電車が描かれています。

当駅は1999年の札幌近郊一斉自動改札導入時、利用客の少なさから簡易改札機のみの設置でした。現在では2005年にアウトレットモール開業し、利用者が増加したこと対応し、2006年に主要駅に設置されている通常の自動改札機へ交換されました。

当駅のレラ側の出入り口は北口として千歳市が整備した自由通路となっていて、タクシーやレンタカー会社への連絡バスが発着するターミナルとなっています。
当駅構内は2面2線。快速エアポートは空港方面が3番線、札幌方面は2番線へいずれも右側通行で進入します。

これにより新千歳空港駅から追分、苫小牧方面へ向かう場合、もしくは逆の場合でホーム平面乗換えを可能にしています。

空港へ向かわない列車は一部の例外を除いて千歳・札幌方面が1番線、苫小牧・夕張方面が4番線から発着しています。新千歳空港駅が開業するまでは存在していた当駅終着・始発の列車は現在は設定されていません。

なお、当駅はもともと空港と直結する「千歳空港駅」として開業し、周囲は空港・国道程度しかありませんでした。現在も駅の周囲には前出のレラぐらいしかありませんが、当駅構内にはキオスクが営業しています。コンビニエンスストアはレラ内にローソンが出店してはいますが、営業開始はレラの開店にあわせてとなるので、24時間営業と勘違いしないようご注意を。
再訪しました。

美々駅廃止後に訪問してみると、隣駅表示がシールで上書きされていました。

あまり普及しなかったバージョンのデザインが用いられた駅名標です。美々駅廃止後もそのまま使われています。隣駅表示はシール上書きではなく一旦綺麗に剥離した上で印字し直しているように見えます。

国道沿いの人道・跨線橋は相変わらずですが、駅舎建物に「JR南千歳駅 MINAMICHICOSE STAION」の文字が看板ごと消えています。

札幌市内~新千歳空港間の空港連絡バスや千歳市内のバス降車停留場を降りるとすぐに当駅の出入り口階段があります。こちら側にはエレベータは備わっていません。

旧国鉄103系をモチーフにしたアイコンが書かれている看板は健在です。

2001年当時は1台のみ設置だった自動券売機は多機能型へ更新された上で2台に増設されています。

駅スタンプも健在です。

自動改札機も最新式に変更され、通路も倍増されています。

当駅の構内は相変わらず2面4線となっています。
当駅を紹介している動画です。
<当駅→美々信号場間の踏切施設>隣の駅@千歳線
・(44k130m)当駅42.1km
・(48k402m)美々通り踏切
・(48k610m)美々信号場46.3km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:千歳駅H133.0km