minamikofu
東海旅客鉄道株式会社 東海鉄道事業本部静岡支社
南甲府駅山梨県甲府市南口町1番地36号
社員配置の直営駅
🆋令和7(2025)年秋~TOICA(甲府エリア)の駅

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 身延線の前身「富士身延鉄道」の本社が入っていただけのことはあり、立派な建物の駅です。

 この建物、いろいろ調べると建設当初は2階に公衆食堂が、屋上には庭園が設けられ、貴賓室の設置があるなど、旧国鉄甲府駅への対抗意識からか現在の様子では考えられないほどに様々な付帯設備があったようです。

 で、現在の建物の中はこんな感じ。
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 JR全線きっぷうりば(みどりの窓口)を有した立派な構内ですが、当駅はJR東海の駅なので他の甲府市内のみどりの窓口設置駅(JR東日本の駅)のような派手さはあまりなく、自動改札機とも無縁なためSuicaペンギンも一切生息していません。一見するとわかりませんが、当駅ではJR東日本の企画きっぷである「あずさ回数券」を販売してくれます(甲府駅までの運賃は別払いです)。

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 JR東海の駅ですが、JR東日本の駅が近いことから、緑色が目立つ運賃表です。

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 駅舎からホームまでは構内踏切を横断したのち、緩やかなスロープを経由します。跨線橋や地下道がありそうな風情…と思っていたら、駅の傍らにこんな施設を見つけました。
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 これ、駅舎の向こう側に通じる地下道ですが、妙に古めかしい。
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 この地下道は当駅の開業とほぼ同じ歴史を持っているんだそうですが、それだけ古いと少し薄暗く、ちょっと怖い。ほぼ中間部分の天井が高くなっているのはこの地下道が駅舎からホームまでを結ぶ役割を持っていたときの階段の痕跡という事情があるんだそうです。

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 当駅は貨物の取り扱いを行っていたこともあり、側線が何本もあり広い構内を有しています。現在は身延線の車両を留置するための「基地」的な役割を担っています。

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 旅客ホームは1面2線です。特急列車も停車するのでホーム上には号車ごとに停車位置が記されています。

 なお、当駅はTBS系のテレビ局・テレビ山梨の最寄り駅でもあります。また、Jリーグ・ヴァンフォーレ甲府のホームスタジアムで、プロ野球開催球場もある「山梨県小瀬スポーツ公園」へは地図で見る限り近いですが、当駅前からのバス路線はありません。また徒歩だと40分程度かかります(隣の甲斐住吉駅が僅かに近い)。
<当駅→善光寺駅間の踏切施設>
・(83k690m)当駅
84.0km
・(84k251m)北大路踏切
・(85k394m)砂田川踏切
・(85k910m)善光寺駅
86.3km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
隣の駅@CC身延線
上り:甲斐住吉駅■0.9km
下り:善光寺駅■2.3km

※訪問日:2014年9月6日