
東日本旅客鉄道株式会社 長野支社
南松本駅■長野県松本市出川町1番1号
松本駅管理の業務委託駅(委託先:株式会社ステーションビルMIDORI)
🆋Suica(首都圏エリア)の駅
令和4(2022)年冬訪問時の様子です

昭和22(1947)年に建設された旧駅舎の老朽化により建て替えが行われた新駅舎です。旧駅舎は↑画像の左側にありましたが、役割を終えて解体撤去されました。

アルプスの山並みをイメージした駅名表示は木材を加工したものが用いられています。

旧駅舎があったスペースはそのまま空き地になっていて、事業用の自動車駐車場所として活用されているようです。

駅前広場には「信州そば」の暖簾が下がるお蕎麦屋さんが出店しています。松本駅で駅弁販売を営んでおられる事業者さんが松本駅前・村井駅前と当駅前でお蕎麦屋さんを朝7時台から元日以外毎日営業されておられます。

建物内部の様子です。みどりの窓口があります。

列車の時刻表です。篠ノ井線は中央東線と中央西線の列車が塩尻駅で合流していることから列車本数はそこそこ確保されていますが、上りの9時台と11時台と下りの11時台と13時台、15時台は1本ずつしか設定が無いので注意が必要です。

運賃表です。この図の中に出ている駅の中で緑色の丸が付記された各駅への行き来には交通系ICカードが利用できます。当駅を含む甲府駅から松本駅までと小海線の一部の各駅はSuica首都圏エリアに属していています。

JR東日本の券売機にはきっぷ購入時に「駅番号選択」ができ、JR東日本が付与した駅番号が振られている駅を選択することが出来るのですが、これが便利なのかどうかは意見が分かれるところです。なお、この画面表示は当駅から券売機で対応できる金額区間までの取り扱いのようです。

ちなみに当駅のみどりの窓口は12時45分から1時間の休憩時間が設定されています。ちょうどこのタイミングは列車発車回数が落ち着いている時間帯となっているからなのかも知れません。

跨線橋から松本駅方向を見た図です。駅構内は側線が多数並んでいます。そこは貨物列車向けの機関車が行き来していて、早朝から撮り鉄さんがホームに屯している様子が見られます。

貨物列車が発着するJR貨物の駅が併設されています。

跨線橋とホームはこれだけ離れています。

旅客向けのホームは複線上の1面2線です。

フェンスはありますが、折れやすいんだそうです。
平成29(2017)年春訪問時の様子です

駅舎の大きさが妙に小さいなぁと思っていたら関連事業のために駅舎左側を飲食店に開放するために切断するかのように撤去したという歴史がある駅です。

建物財産標によると1948(昭和23)年に竣工しているようです。当駅は1944年開業なので開業してから4年後に出来た木造駅舎と言うことになります。

駅前は商店街っぽいものは無く、徒歩圏にイオン南松本店がありますがどちらかというと住宅街の駅と言った印象です。

駅前にはタクシー乗り場と一緒にそば屋が…さすが蕎麦の県です。

改札口です。以前は左側にあったきっぷ売場ですが駅舎改築(左側撤去)に伴い右側へ移設されています。こういう場合、一旦古い駅舎を撤去して新築させるパターンが多いのかと思いきや、リノベーションを選択するあたり、ものを大切にする精神を感じます。


当駅は戦時中まで松本駅にあった貨物取り扱い機能を移転させて開業した駅とのことです。

そんな経緯があるので当駅の構内は様々な線路が敷かれていて広々としています。

駅舎に隣接した線路には休憩中のEF64(JR貨物所属)が並んで留置されています。決して廃車解体待ちの機関車ではないそうです。某アニメーションのように「おい」「なんだい?」というような機関車どうしの会話が聞こえてきそうな和やかな光景に見えるのは私だけでしょうか。

ホーム上には何らかの事情でフェンスが設けられています。

しかしそのフェンスも折れやすいという骨粗しょう症のようなつくりになっているのが残念なところ。

旅客用には複線上の1面2線となっています。

ピクチャー駅名標もありますよ。
<当駅→松本駅間の踏切施設>隣の駅@篠ノ井線
・(11k370m)当駅10.9km
・(12k345m)井川城踏切
・(13k840m)松本駅13.3km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:平田駅■2.1km
下り:松本駅■2.4km
※訪問日:2017年3月25日,2023年1月2日