北海道旅客鉄道株式会社 鉄道事業本部
南清水沢駅Y22北海道夕張市南清水沢一丁目
新夕張駅管理の簡易委託駅
※2019年3月31日で営業終了、閉駅しました
2019年1月の様子です
厳冬期の様子です。
当駅は簡易委託の係員さんにより大切に運営されていて、座るスペースがあったりととても暖かい雰囲気の駅でした。
雪国独特の屋根形状が室内でも感じ取れました。
列車の時刻表と運賃表です。
残念ながら「あなたの1枚のきっぷが、夕張線と南清水沢駅を守」れなかったようで、2019年3月31日をもって当駅と夕張支線は営業を終了しました。せっかくなので私も1枚、最低運賃区間のきっぷを購入しました。
廃止間際の駅には在りし日の風景を撮影した写真が掲示されていることが多かったりしますが、当駅は。。。
簡易委託係員さんが飼育されているチャボのかわいい写真が満載。これはこれでいい写真だと思いました♪
近隣へ通学する人で溢れかえることが多いホームでした。
構内は相変わらずの1面1線でした。
待合室内には撮影日時点で今年から千葉ロッテマリーンズに所属することとなるブランドン・レアード内野手による防犯啓発ポスターが掲示されていました。
営業終了翌日の様子です
2019年4月1日に訪問した様子です。駅舎正面頭上の駅名を記した看板が取り外されています。また、画像左側の選挙ポスター掲示板の左側には・・・
当駅名物の駅務員さん(通称・駅長さん)への謝辞が雪にスプレー書きされていました。
最終列車運行後にさっそくこのような立ち入り禁止バリケードが設営されています。これは沿線の各踏切も同様で、廃止を実感します。
駅隣接の踏切の存在を示す道路標識はちょうど訪問のタイミングで道路管理者により撤去されていました。廃止をさらに実感する瞬間。。。
駅舎やホームは立入禁止なので、対面にある雪山から廃止後の駅の様子を伺います。駅名標は東南防止の観点から速攻で撤去されていて枠だけが残っています。
2017年訪問時の様子です
夕張支線の各駅の中でもっとも新しい1962(昭和37)年開業の駅です。支線内の当駅以外の各駅は全て明治時代に開業しています。そんな歴史が浅いことから当駅は開業時から貨物の取り扱いはなく、一貫して旅客のみを扱う駅でした。
当駅は新夕張駅を除く支線内では唯一の窓口営業駅で、早朝の5時45分から17時00分までという新夕張駅もびっくりの長時間営業を行っています。
といっても訪問した平日夕方は臨時に窓口が閉められていて営業していませんでした。簡易委託駅なので委託係員さんのご都合で臨時に営業を行わない時間帯があるようです。
構内は単線上の1面1線。近隣に当駅のメインユーザーが集中している北海道立夕張高等学校、夕張市立夕張中学校、同ゆうばり小学校が立地していて、朝夕は利用者で溢れかえるようです。当駅が簡易委託で係員が常駐しているのもそういう利用者が多いことによるのかも知れません。
駅前の国道252号(夕張国道)には夕張鉄道バスの南清水沢駅前バス停があり、このバス停を始発とする新さっぽろ駅行きの急行バスと夕張エリアを循環する路線バスが設定されています。夕張支線を行き来する列車の本数が削減されて利用しづらい中、この路線バスは意外と便利で、元都営バスのノンステップバスがやってくる新鮮な違和感を味わうことも出来ます。また、このバス停の前にはコープのスーパーがあり、少し離れた場所にはセイコーマートもあったりして、食糧確保には困らない場所でもあります。
バスの時刻表はこちらです。このバス停はAコープ前から元の踏切付近へ移転しています。
2020年6月訪問時の様子です
※画像調整中
2003年訪問時の様子です
2003年の訪問時の駅番号が付与される以前の駅名標です。
駅舎の形状は2017年訪問時と変化が無かった2003年の当駅の様子です。
天井からはこのようなものがぶらさがっていました。当駅からの乗車券は当駅の窓口で、指定券類の販売は清水沢駅へ誘導する内容になっていました。
このように小ぢんまりとしたたたずまいの当駅ですが、近隣には高校や中学校があり、学生の利用が旺盛だったりします。
近隣に掲示されていた周辺案内図です。駅前はそれほどでもありませんが少し歩いた道道夕張・平取線沿いには魅力的な店舗が揃っていたようです。
構内は変らず1面1線となっていました。
<当駅~清水沢駅間の踏切施設>隣の駅@石勝線(夕張支線)
・(6k720m)当駅6.7km
・(7k018m)北沢通り踏切
・(7k843m)西川通り踏切
・(8k170m)清水沢駅8.2km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:沼ノ沢駅Y214.0km
下り:清水沢駅Y231.6km
※訪問日:2003年8月17日,2017年6月7日,2019年1月27日