東日本旅客鉄道株式会社 八王子支社
御嶽駅JC69東京都青梅市御岳本町310番地
青梅駅管理の無人駅
🆋Suica(首都圏エリア)の駅
ハイキングや登山、神社仏閣詣でなどで賑わう駅です。御岳神社参拝のために大晦日~元旦の終夜運転列車が立川駅から当駅まで運行されることもあります。
当駅はそんな一過性の需要に対処するために臨時の改札口が用意されていましたが、こちら側にはICカードの改札機がないことなどの理由で使われることが減り2016年に撤去されていて現存していません。
この臨時改札口へはホームの奥多摩駅寄りにあった地下道への階段を経由することになっていましたが、こちらも臨時改札口が撤去されたことにより閉鎖されています。
当駅は1929(昭和4)年の開業時から使われている木造駅舎が現役で頑張っています。出入口の屋根は独特のカーブを描いていますが、これは本家の武蔵御嶽神社をモチーフにしてデザインされたもののようです。余談ですが武蔵御嶽神社さんは公式サイトとフェイスブックを運営されておられます。神社=インターネットという面白い融合。。。
デザイン上の問題なのか、通常建物の出入口頭上に設置されることが多い「JR〇〇駅 〇〇〇〇 Station」の看板は築堤の壁に貼り付けてあります。
御嶽エリアは神社仏閣だけではありません。意外とレジャーが楽しめるようですが、個人的に感動したのがこれ。
見事な清流です。水量豊富なこの河川、凄い迫力ですが、これ実は…
多摩川なんです。ちなみに多摩川の源流は山梨県甲州市塩山付近にある笠取山なんだそうで。しかしここ御嶽から流れている清流っぽい河川が二子玉川や田園調布の脇を通って東京湾へ注がれていると思うと感慨深かったりします。
ホーム上にあった案内看板によれば当駅は標高232メートルもあるんだそうで、、、この先も奥多摩駅へ向けて更に標高は上がっていきます。
構内は単線上の1面2線。各駅停車と土休日に運行されているホリデー快速が停車します。
2番線の脇には回送列車を留置させることが出来る側線が設けられています。
<当駅→川井駅間の踏切施設>隣の駅@JC青梅線
・(27k200m)当駅27.2km
・この区間には踏切はありません
・(30k970m)川井駅30.9km
上り:沢井駅JC681.3km
下り:川井駅JC702.8km
※訪問日:2003年8月30日
東京都内とは思えないような多摩川の渓谷美、青梅線からの車窓も山深く、楽しい路線です。
青梅から先はどの駅も漏れなく無人化されてしまい、寂しくなりました。
こちらの御嶽駅も、ハイキングなど観光での利用が多いものと思っていましたが、それでも無人化が避けられないくらいに合理化が求められているようです。
お写真にあるようなリニューアルもされた風格のある駅舎が画になる駅です。
秋の爽やかさを楽しみに、また訪ねたくなりました。
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