東日本旅客鉄道株式会社 千葉支社
茂原駅■千葉県茂原市町保1番地
駅長所在の直営駅
🆋Suica(首都圏エリア)の駅
高架駅です。特急列車が停車する拠点駅で、当駅で千葉駅方向へ折り返す普通列車も設定されています。↑は商業施設が目立つ東口側の様子です。当駅は東口と南口いずれの側からも小湊鉄道株式会社により路線バスが発着しており、こちら東口から白里海岸方面のバスが発着しています。
もともとは巨大な貨物取扱機能を持った地平駅でしたが、踏切閉鎖時間の長さから交通渋滞が深刻となっていて、これはヤバいと思ったのか。プロジェクト名称を「国鉄外房線(茂原駅付近)連続立体交差事業(新茂原駅間~八積駅間)」と定めて昭和56(1981)年2月に高架化着工、同62(1987)年12月に竣工。これにより周辺8か所の踏切道を除却しました。なお、当駅が担っていた貨物取扱業務は新茂原駅へ移転させていましたが、その新茂原駅での取り扱いも現在は終了しています。
こちらは南口です。南口側からも路線バスの発着があり、いすみ鉄道線の大多喜駅付近へショートカットできる便などが発着しています。また、1日2本(6時台と16時台)のみではありますが羽田空港経由横浜行の高速バスも設定されていてこちら南口から発着しています(1乗車2,100円)。
外の様子です。駅前ロータリーが構築され、送迎目的の自家用車が目立つ郊外の拠点駅の風情が漂っています。
改札口は高架下に1か所あります。。大きな柱に隠れて見えにくいですが自動改札機が並んでいます。当駅で自動改札機が稼働開始したのは平成7(1995)年で、Suicaサービスが始まったのは千葉方向が平成13(2001)年11月、大原方面が平成16(2004)10月からとなっています。
運賃表です。高輪ゲートウェイ、幕張豊砂の開業にはシールで対応しています。千葉駅までは590円、舞浜までは1,170円、東京駅までは1,340円、この運賃表には表示されていませんが当駅前から高速バスが設定されている横浜駅までは1,980円と鉄道利用が多少安くなっています(横須賀線直通列車なら乗り換えなしですし)。
※土休日に設定されている企画乗車券「休日おでかけパス」は当駅から(まで)の設定で、エリア内乗り放題で2,670円です。東京駅までの単純往復で10円割安、新宿駅であればもっとお得で、横浜駅までならさらにお得。上手にお使いください
当駅は千葉方で列車本数が増える傾向にありますが、とはいえ首都圏E電区間ほどではなく、駆け込み乗車が発生しがちで、構内は走らないで!とポスターが訴えかけています。
その中で当駅には公式キャラクター「もばらっこ」が描かれていて、JR東日本の駅で多発している「駅キャラ」が居ます。この他に「もばらいおん」「もばらば」と多様だったりして、このセンスは凄い。
改札の脇には「ペット等とともに乗車される場合」として手回り品きっぷが必要と案内されています。これ、正確には「ペットにきっぷが必要」は間違いで、正しくは「ペットを格納させた容器・ケース類に手回りきっぷが必要」なので、容器に課金しているということのようです。
※手回り品きっぷについては詳細は皆さんでお調べください。
ホームは複線上の2面4線です。1番線は上り列車の緩急接続や当駅折り返し列車の発着に使用されます。茂原駅より先へ向かいたいユーザーさんは茂原駅での下り列車乗り換えは階段・エスカレータの上り下りが必要なので手前の新茂原駅での乗り換えを案内されることがあります。
2番線は上り列車が発着します。特急停車駅につき東京・新宿への特急列車はこちら2番線からどうぞ。なお外房線の特急列車は全車指定席となっています。乗車の際は指定席特急券か座席未指定券が必要ですが、ホーム上に券売機設備はありません。便利なえきねっとチケットレスを利用すれば発券の必要なく特急に乗車できます(しかも割安)。
15両編成にも対応している長大なホームです。
その15両編成は総武線快速へ直通する青い電子レンジのようなE235系です。
<当駅→八積駅間の踏切施設>隣の駅@外房線
・(34k690m)当駅34.3km
・(36k380m)昭和踏切
・(36k660m)東茂原踏切
・(37k852m)御代踏切
・(38k686m)二平踏切
・(39k033m)鯉名踏切
・(39k260m)八積駅38.9km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:新茂原駅■2.9km
下り:八積駅■4.6km
※訪問日:2024年8月4日